アメリカ米「白菊」は結構おいしい
2013 JUN 22 22:22:17 pm by 東 賢太郎
1週間も外国にいるとやはりお米が恋しくなります。ミクロネシアではあまりのエキゾチックな雰囲気に圧倒されて日本食を忘れていましたが、グアムまで来ると贅沢がいいたくなります。ということで、ホテルにある「日本」というレストランで3回もお世話になることになりました。
いただいたお米の食感になんとなく覚えがあるので店の人に銘柄をたずねると、カリフォルニア米の「白菊」というそうです。思い出しました。フィラデルフィア時代に食べていた「国宝ローズ」というカリフォルニア米にちょっと似ているのです。魚沼コシヒカリのようなもちっとした歯触りも洗練された甘みや粘り気もなく、どことなく飾り気ないのですがコメ(イネ)という植物の味がしっかり出ています。ここが好きずきの分かれ目でしょう。色白ぽっちゃりの和風美人と、化粧っ気のない南方風美人の違いといった感じでしょうか。形はというと、インディカ米ほどではありませんが日本米ほど短く丸っこくはなく、少しだけ細長い感じです。
ちょっと粗野なお味なので一流のお寿司屋はまず使わないでしょうが回転ずしならOKのレベルです。長いこと食べたせいか僕はこの多少ぱさっとした食感は好きで、チャーハン、カレーでは固めに炊いたこれをあえて指定したいぐらいです。おそらく大規模農業で栽培できてしまうので値段はずっと安いはず。これが大量に入ってきても日本のブランド米が売れなくなることはないでしょうが、久々にカリフォルニア米を食べると、TPPのお米戦略は慎重にしたたかにやったほうがいいなあと思ってしまいました。
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