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世界のグチャグチャを考えてみた (今月のテーマ インテリジェンス)

2016 NOV 30 22:22:37 pm by 西室 建

 支持率4%になった朴大統領の退陣を求め、大群衆がデモをしている。
 妙なことを思いついて恐縮だが、妙に統制が取れ過ぎていないかね。
 野党の指導があるのだろうか、トイレはどうなっているのか、あのプラカードは印刷されているように見えるが誰か金を出して作っているのか、キャンドルは誰が準備してどうやって渡しているのか。真面目な韓国人には申し訳ないが、整然とデモをやり小競り合いも最小限度なのは違和感があるな。
 崔容疑者というのがドイツに逃げ出す時に破棄するようにしたパソコンが、どういう訳か捨てられずに人手に渡ってバレた経緯が活字になっているが、これアヤシイ。
 ついに『任期の短縮も含めて・・・』 そりゃ怪しげな宗教家に国政を相談するのは悪いに決まってる。
 しかし十分に民主化されているのか、あの光景は。これで弾劾がさけられるだろうか。辞任にすんなり至るのか。
 すぐに国会内でドロドロの主導権争いが起きるだろうし、混乱は避けられない。デモだって誰が指導してるのか知らないが、アノ国のことだから死ぬまでやるかな。手続きでいえば国会で弾劾が決議されてもすぐに憲法裁判所が動けるものじゃないし、受理しない可能性もあるらしい。大統領でなくなればいずれにせよ拘束される、あるいは昔であれば暗殺か。
 で、ここでインテリジェンス解説。これを一番喜んでいるのは北。あのデモの指導部にまさか親北勢力の煽動が入ってるんじゃないのか。そしてこういった問題が長期化すればする程、対峙国には有利に働く。その勢力は大統領のレームダック状態を続けさせる。まさかその間隙を縫って砲撃なんか・・・。
 仮に大統領が退陣してもどうせ次の誰かが人気取りで反日をやるんだろうからどうでもいいのだが、防衛問題は違う。韓国保守派は心を引き締めて欲しい。

 官製反日デモが上海の領事館のガラスを投石で割る映像を見た。あれはひどいものでズラリと並んだ武装警官(日本の機動隊。創設に当たって危機管理のエキスパート佐々淳之氏がアドバイスしたことは有名)がただ見守る中、初めはおっかなびっくりだったデモ隊がまず一個石を投げてみた。公安は何もしない、後は一瀉千里だった。
 その頃上海で店をやっていた人と仲良しだったが、上海ではデモの前日に公安から『明日ここを反日のデモ隊が通るから、日本を思わせる看板は引っ込められるなら出さない方がいい』と言われたそうだ。
 最近はその筋からお達しがあったかどうか知らないが反日デモの気配も無くなった。しかし格差拡大とベラボーな人口の流民は不満を高まらせているに違いない。反腐敗運動なんかで収まるはずもない。
 中国にポピュリズムはあるのか、と言えば『大衆迎合』と言うより『扇動』。
 で、ここでインテリジェンス解説。ヤバいのは香港。あの『アンブレラ・レヴォリューション』だってタダで出来たはずがない。今回、反大陸の意志を鮮明にして資格剥奪になった議員二人はその流れを組んでいて、どこかの誰かがそそのかしているとすれば・・。それは大陸内部の反習近平派だろう。
 
 手なずけていたヒラリーが負けてしまって、その中国が一瞬怯んだのが見て取れた。
 トランプは実は戦略家で、ポピュリズムを逆手に取って投票者を気持ち良くさせておいて微妙に舵取りを変える。日本の米軍駐留費用負担などは選挙戦の途中から言わなくなったが、中国に対する関税引き上げは最後まで訴え続けた。
 ご存知の通りクリントン家と中国はズブズブの関係。米中接近は無論日本にとっても気になる所だが、共和党となると話は違ってくる。習近平は慌てた事だろう。
 それが日本にとってどうかはさておき、中国が苦り切っているのを尻目にほくそ笑んでいるのはプーチンである。
 制裁を受けているから中国と蜜月を演出せざるを得ないが、一帯一路でユーラシアの中央をヒタ押しにして来るのが面白いはずが無い。
 で、ここでインテリジェンス解説。そこへ持って来て損得で即座に判断するようなトランプの出現はいいカードになる。早晩制裁は解除されるてプーチンの高笑いが聞こえる。
 もう一つ。ヒラリーが私的アドレスを使って公務の内容をメールしたというが、その内容が韓国とちがって全く出てこない。よっぽどマズい内容なのか。怪しげな宗教家にした相談よりも凄いとはヒョッとして国家機密なのか。

 良く思い返して欲しい。ビジネス・ライクで頭の切れるオバマ大統領と個人的にウマが合った指導者は世界中に一人もいない。EUにもプーチンも安倍総理も習近平もだ。だからメルケルの盗聴までやらかした。
 ナショナリズム・ダークサイド・アンチグローバリズム、こういったものがグチャグチャになってしまった挙句、従来型(と言うよりはポスト冷戦の)体制では統治できない時代に突入したのだろう。
 その結果が英国の離脱でありトランプ大統領の誕生であり、プーチンの強硬姿勢もエルドアン大統領のプッツンも・・・。
 だからと言って多少の軋轢により大国がみな一斉に鎖国なぞできるはずもなく、ましてや領土侵害でもおっ始めて世界大戦という訳にもいくまい。
 振り返ればやり過ぎの感のあったウクライナのNATO入り、ひいてはISの誕生などが歴史の分岐点になって積み重なって来たのだ。それは地球を跨ぐように極東・東アジアにまで影響してしまう。それでなくても隣国同士はギスギスするのが当たり前だ。
 するとトランプ現象は「終わりの始まり」とも考えられる。佐藤優氏の警告する「新帝国の時代」がどのように終息するのか。これをテコに上手く舵取りできないものか。

 イランや北の非核化やIS叩きを切り口に・・・。

 以上は全て僕の思い付きと妄想です。気に留めないでください。

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Categories:国境

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