ジミー・スヌーカの訃報
2017 JAN 18 21:21:00 pm by 西 牟呂雄
「スーパーフライ」の愛称で大活躍したプロレスラーのジミー・スヌーカが亡くなった。日本にも80年代から度々来日し、あのブルーザー・ブロディと組んで全日本の世界最強タッグ決定リーグ戦で馬場・鶴田チームやファンクスを破って優勝した。又、躍動感溢れる立体的なレスリングでリッキー・スティンボード等と好ファイトを繰り広げ、僕は大ファンだった。
この人はフィジー出身、ハワイでボディ・ビルをやっていた後に業界入りした。
当初はインディアン・ギミックのキャラクターをしたりしていたが、次第に頭角を現しジミー・スヌーカを名乗る。ちなみに本名はジェームス・ライアーである。
フライは英語ではハエのことだからルチャのような飛んだり跳ねたりの軽量ファイターかと思ったら185cm・110kgの堂々たる体躯である。
改めて知ったがスーパー・フライは今日では Superfly と綴り、アメリカでは「凄い」とか「素晴らしい」という意味に使われている。他にも日本では「飛獣」などというオドロオドロしい言い方がされたが馴染まなかった。
それよりも日本テレビの倉持アナウンサー(多分ね)が発した「褐色のアポロ」の方がシビれましたね、いいでしょ。
2015年には以前の交際相手の不審死に関して、第三級殺人で告発された。ところが本人は末期の胃がんでホスピスに入院しており裁判継続の能力が無いと判断された。
同タイプのダイナマイト・キッドも施設に入っているし、つくづく昭和が遠のいた感がある。
例によって娘のタミーナ・スヌーカもプロレスラー、ディーヴァとして活躍している。
カーティス・メイフィールドの名曲「スーパーフライ」で弔意を示したい。
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