かくも儚い淡雪
2017 FEB 22 21:21:41 pm by 西 牟呂雄
浅い冬の日差しを浴びれば芝生に溶け込んでいってしまいそうな、このハカナゲな淡雪はどうだろう。
豪雪の被害に遭われた方々には申し訳ないが、この程度では残った雪の方が哀れに見えなくもない。
どうにも雪掻きをしたり足跡を付けたりする気になれず、放っておく。
ここのところの冷え込みは厳しいが、この傍らには福寿草が黄色く咲いていかにも春が近い。
二月の風の強い日にはこの芝生を焼いて目土を入れなければならないのだが、大幅に遅れそうだ。
ネイチャー・ファームも本来『土返し』といって一度畑をかき回すのだが、とてもじゃないがヤル気になれない。それで昨日はスノボをやりにゲレンデに行った。
するとだ、体重移動がうまくいかない。ちょっと厳しい斜面では前傾で突っ込めない。よくないフォームの典型だが、スピードを殺すために右足の(山側の)”落とし込み”が早くていわゆる横滑りになってしまう。
危ないな、と思ったら転倒した。こんな日はダメだ、と直ぐにリタイア。
実はある星占いに『レジャー中の怪我に注意』とあったからだ。
そこで全部でいくつのパターンがあるか考える。
A.ここでやめてアー良かった B.このまま続けてなんともなかった C.このまま続けてアクシデント D.この日はなんともなく今月中も無事に過ごす E.この日はなんともなく別の日に怪我をする
この他にも、そもそも僕の技術がどうか・斜面の入り方・ゲレンデの混み具合・雪面の固さ・体調、と様々な要素がからみあって結局怪我をするかどうかはやってみなけりゃ分からない。星占いはある程度統計だろうが、当たる確立は物凄く低いのではないだろうか。
等と意味のないことを、溶けゆく淡雪を見ながら一日考えていた。
すると夜、僕と誕生日が2日しか違わない(即ち星占いは一緒)ある男が、ゲレンデで大コケして十字靭帯損傷だ、という連絡が入って青ざめた。止めておいてよかった。
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