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ルーズベルトの高血圧

フランクリン・ルーズベルト第32代米大統領 太平洋戦争をはじめ、第2次世界大戦時の米国大統領。(1933-45年在任)の血圧のグラフというのを、ぼくの教育入院した病院の講座で見せられました。下の写真のグラフです。年代と起こった事件とがリンクされています。

たとえば、ノルマンディー上陸作戦、ヤルタ会談などで血圧の変化が見て取れます。

ルーズベルトの血圧

大統領在任時の時系列と血圧の経過をグラフにしたものです。

それによれば、1937年に130/80だった血圧が、1945年には300/180に上昇し、死因は脳出血とのこと。上が300などというすごい血圧があるんだなあと思いました。なにしろ下でも180ですから。

大統領ともあろうものが、周囲に医者の管理もあったはずなのに、どうして血圧があがったかといえば、血圧を下げる薬が当時なかったんだそうです。医師団はなすすべがなかったので、動脈硬化、腎機能低下、狭心症、腎臓、脳梗塞ときて、最後は脳出血まで血圧の高いのを放置するとこうなりますよというお話です。ボクの通院している病院に、教育入院した座学「糖尿病と心臓病」で、聞いたエピソードです。

ルーズベルト大統領

1882−1945年(大統領在任期間1933−1945年)
CORNEL LIBRARY President Franklin D. Roosevelt seated at desk with microphones.

なお、ルーズベルトの死因については、別の説の本も出版されています。『ルーズベルトの死の秘密 日本が戦った男の死に方』スティーヴ・ロマゾウ、エリック・フェットマン著・渡辺惣樹訳草思社刊

この本では、死因を左眉上にできたメラノーマ(皮膚癌)が頭部と腹部に転移とあります。ロマゾウ氏は神経科専門医、フェットマン氏はニューヨーク・ポスト紙ほかに執筆の政治記者です。

『ルーズベルトの死の秘密』詳しくはこちらから

 

ルーズベルト大統領の急逝に際して、ナチスドイツは激しい非難の声明を出したのに、日本は、鈴木貫太郎首相が、同盟通信に命じて丁重なる弔電を打っています。

昭和20年4 月といえば太平洋戦争も末期も末期。ジュネーブ条約違反の市民無差別爆撃である3月10日の東京大空襲の後、戦時も戦時でした。

鈴木貫太郎首相が、同盟通信社に命じて、短波放送で送った文面は以下の通りです。

「今日アメリカが優勢であるのは、ルーズベルト大統領の指導力の賜物でありましょう。であるから私は、大統領の死がアメリカ国民にとって非常な損失である事を理解します。ここに私の深甚なる弔意を米国民に表明する次第です。しかし私は、ルーズベルト氏の死によって、貴国国民の戦意が変わるとも思っていません。同じように我々も、米英のパワーポリティックスと世界支配に反対するすべての国家の共存共栄のため、戦争を続行する決意をゆるめることは決してないでしょう」

鈴木首相は同じく、ルーズベルト夫人にも非常に丁寧な哀悼の意を表した親書を送っています。鈴木貫太郎については、いずれ別途、御紹介したいと思っています。

 

CORNEL LIBRARY President Franklin D. Roosevelt seated at desk with microphones.

 

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    2 comments already | Leave your own comment

  1. 東 賢太郎

    1/5/2017 | 1:37 AM Permalink

    偶然ですが正月に血圧を計って、駅伝見てやや興奮気味なのに下が50代しかなくて心配になってたところです。まあ元から低いんですが。しかしルーズベルトも大変だったんですね。この右肩上がりチャート、株価に見立てて壁に貼りたいぐらいです。鈴木貫太郎伝、楽しみにしております。

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  2. 野村 和寿

    1/5/2017 | 3:56 AM Permalink

    Res励みになります。感謝。ボクの場合は、上が非常に高いときがあり、もっぱら塩分の制限に努めています。血圧は、それだけでは、高い低いで、体調に自覚症状がありません。それだけに、実に静かに体にいろいろな影響を及ぼす指標です。そこが難敵なんですが。お体是非ご自愛を続けてくださいませ。

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