ソフトバンクの米Sprint Nextel買収
2012 OCT 21 23:23:20 pm by 東 賢太郎
ソフトバンクが米国携帯電話第3位のSprint Nextelの株式の70%取得を発表しました。買収総額は1兆5709億円(約201億米ドル)におよび、1兆6500億円は銀行借り入れだそうです。
この発表に市場の評判は厳しく、株価は一時20%も下落しました。これが吉と出るか凶と出るかは即断できません。アナリストの意見をじっくり聞きたいところです。
僕は孫さんに会ったこともないし、株主でもシンパでもなんでもありません。ここのケータイはあまりにつながらないので他社のにかえようと思ってる。ただ、この大ばくちを打った度胸にはエールを送ります。
僕はサラリーマン根性というのが大嫌いです。自分でばくちを打たんくせに、打った人には批判とジェラシーと足の引張りだけ一人前。そんな暇と労力があるんだったら自分も正々堂々と努力して勝負すりゃあいいじゃないかと思います。
孫さんはTVで、
日本の経営者はアニマルスピリットを失ってしまった。みなサラリーマン化して守りに入っている。守りの姿勢はリスクを減らすように見えるが、実は逆に、動かないことがもっとリスクを増やしてしまうときもある。今はその時期だ。
と明快に語っています。世界一を狙うのか?という質問には、
男の子として生まれたわけですからエへへ
と答えました。
日本の経営者はほとんどが男です。Boys、be ambitious. ここにGirlsを入れなかったクラーク博士、先見の明があったかもしれません。
Categories:______グローバル経済, 経済, 若者に教えたいこと
泉 喜章
10/22/2012 | 9:03 AM Permalink
幸運にも私は仕事で孫さんとは今まで数度ご一緒させていただく機会に預かりました。小人数での夕食会にも招かれました。
彼は真面目で頭がいい方です。
夕食会は途中から彼のサービス精神から、当時米系証券にいた我々に向けて途中から小プレゼンに変わりました。
テーマは「今後日本の通信業界はこうなるから、ソフトバンクはこうしてドコモの牙城を切り崩していく」と、仰る通りになってます。
有言実行というのはなかなかできるものではありません。