ソウル出張から帰りました
2013 FEB 1 23:23:09 pm by 東 賢太郎
昨日朝6:30に羽田空港で会議、8:25のJALで飛んでから今朝の朝9時の便で金浦空港を発つまで、そう予定したわけではないのですが、1分たりともロスのない完璧な出張でした。こんなことは人生で初めてです。SMCを始めたのが去年9月ですが、ちょうど同じ頃から手掛け始めた重要案件が昨日ついに決着しました。57歳最後のビジネスデーですがいい形で終われました。
これは仕事とは違うのですが、韓国トップのオーケストラであるソウル・フィルハーモニーの元CEOとも会い、1時間ほど興味深い会話をしました。音楽監督のチョンミュンフンのことです。彼はチャイコフスキーコンクールで2位という名ピアニストなのに何故指揮者に転向したのかときくと、徹底した完全主義者だからという答えが返ってきました。弾けば弾くほど自分のピアノに満足できず、そのうえ年齢と共に衰える技術をキープすることを断念したのだそうです。たしかに指揮は肉体が衰えてもできますが、音を出さない分音楽を読むことが求められるので毎朝3時に起床してスコアを読んでいるそうです。ご実家は料理店でご両親は音楽家ではありません。母親の英才教育で世界的なバイオリニストであるお姉さんのチョンキョンファと彼を輩出したのはゴルフやアイススケートなどを連想しますね。彼も料理は玄人はだしだそうです。
完全主義者の気持ちはよくわかります。長所にもなるのですが、度を超すと自分でも困ったものでもあるのです。彼の指揮する音楽にどこか共感を持った理由がわかりました。彼は2012-13のシーズンからドイツの老舗である「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団」の首席客演指揮者に就任し、同楽団とザルツブルグ音楽祭にも呼ばれています。4月にはイタリア・ヴェネツィアの名門でヴェルディのリゴレットや椿姫を初演した「フェニーチェ歌劇場」を率いて来日します。現在ではアジア人で世界で最も輝いている指揮者であり、着実に大家への道を歩んでいると言っていいでしょう。この来日の折に東京で彼に会わせてもらうことになりました。とても楽しみです。
Categories:______演奏家について, クラシック音楽, ソナーの仕事について
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