私の忘れられない旅(2)
2013 FEB 19 0:00:12 am by 東 賢太郎

ルーツ探し第2弾、石川県は能登です。穴水の近く、鹿波という半農半漁の海辺の村でした。のと鉄道能登線の鹿波駅は「秘境駅」として有名でしたが、これも廃線になってしまいました。東(あずま)さんが多く、曽祖父の代までここにいたそうです。こっちは父がどうしても行きたい、親類に会ってみたいということになったのです。
とはいえ、父も小学生の時に一度行ったきりで、「お寺の崖下の家」、「いとこの女の子と泳いだ」、しか覚えていないのですから実はこりゃー無理だろうと思ってました。しかし行ってみると彼は思い出したのか、ああここだ、いやこっちだとぐんぐん歩きだし、なんとついに「崖」を発見。麓の家をやおらピンポンしてみると、現れたおばあさんにどことなく祖父の面影が。こうして、「女の子」と父は何かに引き寄せられるように70余年ぶりのご対面、涙のハグに至ったのです。いや~これも来てよかった。感動しました。一生忘れません。
泊まりは九十九湾の「百楽荘」へ。親子ですばらしい時間を過ごしました。この旅館は景色も食事も風呂も最高です。釣りもできてメバルを釣りました。帰る田舎がないのが寂しかったのですが、これ以来「能登」と言わせていただいております。
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