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某ベンチャー企業プレゼンをきく

2015 MAR 7 22:22:17 pm by 東 賢太郎

本日は休日でしたが某社顧問として某ITベンチャー企業の経営陣とのインタビューに出席しました。この会社への投資の審査役としてです。

ベンチャーの社長は30才で取締役の方々より二回り以上の若さです。メディアが紙媒体から電子媒体に移行する中で、広告や有料コンテンツもポータルサイトに奪われつつある趨勢をうまくとらえたビジネスモデルを構築されています。

ご実家が茨城で3-11で被災されたそうです。ところが茨城は民放がなく情報発信不足で隠れ被災地になってしまい、家が半壊しているのに節電の協力地域に入ってしまって電気を切られたりしたそうです。

同じ学校のPTAで、お子さんを無くされた親御さんと無事だった親御さんの間で深い溝ができてしまうなど心の復興は簡単ではなく、ネガティブな報道に日々接していれば若者が希望を持って物を考えなくなってしまうという危機感を覚え、そこで、震災の傷跡の修復のために人生をかけて何かしなくてはと思い立って宇宙航空研究開発機構を辞めて独立されたそうです。

詳しくは書けませんが、インタラクティブなコミュニケーション環境を設定することで人々のマインドもポジティブな方向に変化させることができ、上記の広告媒体の趨勢にも乗るというビジネスモデルです。非常に卓越したアイデアでり、実現性も高く、事業計画書通り進めば上場は来年にも充分に可能であると判断しました。

社長が30才で志をたて、ゼロからそれを構築されたというのは敬服しますし、こういう若者が日本初のグローバル・ディファクトを創造して次のスティーブ・ジョブズになる可能性さえもあると思います。

ITが汎用性を持って約20年たちますが、どこでどう生産性に寄与するのかという議論が机上でなされてきました。しかし今日のプレゼンはもうそれが現実性の高いレベルで具体的に起きており、IT革命という死語に近づいた言葉に実はもう魂が入っているという事実を目の当たりにし大変勉強にもなりました。

モデルだけでなく起業の動機、経営者のコミットメントも素晴らしく、同社への投資は前向きな方向で調整するつもりで、そういう立場でご支援もしたいと思いました。

僕がブログでずっと書いてきているこういう「若者に教えたいこと」ですが、こうして見事に体現されている方もいらっしゃる。こういう人や企業がどんどん出てくるなら日本の未来は明るいですね。

 

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