筒香くん2日で4発は凄すぎ
2016 JUL 21 1:01:08 am by 東 賢太郎
去年の覇者ヤクルトはじり貧の弱さで最下位争い、ライバル阪神はベンチと選手の不信感で去年の広島みたいな勝てない雰囲気を漂わせ、その広島が何がおきたかソフトバンク並みの横綱相撲。ところがそのソフトバンクが打線の不調で落ちてきて最下位オリックスに2試合完封負け。プロ野球は戦国時代です。
神宮球場は今年2回目です。前回もヤクルトは小川でしたが140キロ出ない絶不調で2軍落ち、これが復帰戦だったようです。球速は140半ばでしたが高めに球がばらついてましたね。ヤクルトは川端、畠山が脱落した飛車角落ち。西田は体格から畠山ぐらいの打者になる期待がありますがまだ荒い。バレンティンもピークは越え、なにより守備はど下手。投手力はがた落ちしており、山田ひとりじゃどうにもなりません。浮上はないでしょう。
見たかったのは筒香です。きのうホームラン2本で、あの風格ある構えはどこへ投げても打ちそうだな、今日もひょっとしてと思ったのです。小川との対決は見ものなのでカメラを構えてシャッターを押しました(右の写真)。
そうしたらなんと不運なことか、その瞬間、やおら歓声が轟いて周囲が絶叫。ボールから目線を切ったので何がおきたかわからず(打球が速い!)、見ると筒香君はダイヤモンドをゆっくり回ってました。くそっ、見逃してしまった。
しかし彼はすごい。いま全日本チームを作ったら、山田でも柳田でもない、4番はまちがいなく筒香でしょう。しかもちゃんと2発目を打ってくれましたからね。そっちはしかと目撃し、度肝を抜かれました。ペレスの内角高めのボール球でした、プロ野球ニュースで確認しましたが直球ではないが胸元を威嚇しようしたか変化球の投げそこないか、とにかくほぼくそボール。それを一球必殺で思いっきり引っ張って打球は強烈なライナーに。ありゃ、芯を食っちゃった飛ばないぞ、おじぎするなと思ったら、たしかにおじぎしたんですが、その時はもうライトのフェンスを越えてました。あんなえげつない力技のホームランは初めて見た。打たれた投手はなんじゃありゃという感じでしばらく残っちゃうでしょう。
試合は7回までは1点差で、投手戦というほどでもないが小川のあとを成瀬、今中が締めてそこそこ面白かったのが、8回から出た平井がバント処理を2塁に暴投してケチがつきはじめ、一死も取れずに打たれて降板。出てきたペレスが筒香の2本目を食らって撃沈。ワンサイドになりました、まあどうでもいいですな。
ただ、DeNA先発の新人熊原は印象に残りました、フォームがですね。僕らが隣の神宮第二球場で対戦した日大一高の保坂を連想しました。両腕をピッと天空に突き上げるワインドアップがですね、攻撃的で威圧感があります。嫌ですね。球威で押してくる。適度に荒れていてあれは打席で怖いと思う。仙台大学でノーヒットノーランやってますが、乗せちゃうとやるタイプにお見受けしました。それから会心のタイムリーを放った山田はさすがと思ったが、次の打席ではその山田をピンチでスライダー(かフォーク)で空振り三振に仕留めました。プロ入り初勝利でしたがそこそこやるんじゃないでしょうか。
それより花火がきれいでした、毎年見てる気がするなあ。
Yahoo、Googleからお入りの皆様。
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
Categories:______プロ野球