風紀委員を装って世論操作の愚
2017 JAN 12 18:18:06 pm by 東 賢太郎
世界が大騒ぎのトランプ記者会見。ワイドショーもふくめ日本のメディアの反応は「前代未聞の記者会見だ」「選挙中の暴言がそのままだ」「企業を名指しで攻撃するのはいかがなものか」「あんな人が大統領になるなんて」「らしくやってほしい」ってなもんです。「ロシアがスキャンダル握ったそうです、オンナがらみですかね」なんて意味ありげに笑って(要人のハニートラップぐらいロシアにつきものでそんなもんとアメリカの未来を天秤にかけるなどありえない)、どうでもいいあげ足取りに必死なのです。
まあ僕が学校で悪さいいつけられて風紀委員殴ったろかとなった前科は公開したうえで書きますが、こういう風紀委員長みたないい子ちゃん言っておいて、クズの学者呼んできてねえセンセイそうでしょとくだらない常識論で批判する。何の生産性もなければ人類の前進にかけらの貢献もない。前代未聞の何が悪いんだ?前例がないから進化と呼ぶんでしょ。常識論がいやで選ばれた番長に大統領らしさなんて屁でもないよ。企業名指しって、減税してもらえば株主メリットあるんだから株価上がるんでね、こいつら言ってることわかってんのかね。株主でもない奴が騒ぐ理由なんてかけらもない。
こういう何の役にも立たない「いい子ちゃん」でヒトの批判だけして生きてる奴は会社にも掃いて捨てるほどいましたが僕は心から大嫌いなんです。仕事なんかしたためしもない松くい虫が大合唱してね、それで松が枯れるんです。こいつら全部クビにしたらどれだけいい会社になると何度思ったことか。ジョージ・セルはクリーブランド管に着任していきなり下手なのを7割クビにしたんです。批判されたけどそれで田舎オケが全米メジャーになって、あり得んことが起きたと全米音楽界が驚愕した。クリーブランドなんてニューヨーク、シカゴ、ロスなんかにすればド田舎なんですよ。こうやってセルは世界の音楽界に貢献しましたよね。そんなもんなんです、常識人というのは役に立たないんです。それができないんなら自分で会社作るしかないわけですね。日本社会もトランプみたいなのが引っ掻き回す必要が出てきてますね。
ただし歴史に学び暴君を生まない努力は必要です。よくできたもんで米国大統領に立法権はありません、もちろん議会です。軍以外の指揮も議会のOKがいりますから実は一人では何もできない。直接の配下は軍だけです(だからトランプは退役軍人に地位向上の目くばせもしてる)。しかし議員も選挙されるわけで、支持率を気にするからトランプ人気には当面は逆らえないというロジックで権力が担保される構造になっているわけです。
メディアはこのロジックの外で大統領を牽制できてきました。巨悪を暴いてつぶす意義は大いにあるでしょう。はるかにささやかですが文春は舛添問題で役目を果たしてます。しかし権力にメディア自らが加担して牽制のふりして敵の足をひっぱろうというのはやっちゃいけない。メディアの本義を自ら蹂躙してますね。本件の事の本質はここにあることを若い人は見抜いてください。こういうタブーを犯せばヤラセ書かせて凋落した食い物サイトと同じ運命になるだろう。中立性のないメディアはどんなにでっかくてもクズです。大統領にツイッターで直接「このCNNの大噓つきめ!」とやられれば威力なくなりますね。風紀委員を装って世論操作するヤラセは既にバレてます。
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