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セクハラは国家を滅ぼすという謎

2018 APR 30 15:15:00 pm by 東 賢太郎

僕は高校まで共学だったから周囲に女性がいるのには慣れているが、何かで女子と話が合ったり意気投合した経験は皆無だ。部活などで女性と一緒に何かやるという発想がまるで持てず、そういうことはむしろ恥ずかしいことだと思っていた。硬式野球部の部室は隣が新聞部だったが、毎日女と新聞なんか作ってる世界はアンドロメダ大星雲か猿の惑星の話に等しく、そこの人に汗臭くて悪いなと思ったことはあっても会話しようという気になったことは一度もない。

家では母、妹とやることは完全分業制であり、精神的にも肉体的にもひとえに外の世界での戦闘用の男として育った。戦中が青春時代だった両親は終戦10年後に生まれた長男をそうしたかった。早い話が、学問とスポーツだけやっておればいいからその競争に必ず勝てという事である。名前に「賢」をつけたのはその思いだろう。智は力なり、それが新しい日本で生きていくうえでケンカに強くなる、生活力を持つ、国のためになるのだという意味だった。それから63年がたった。

僕だけではない、こう育った同世代の男はたくさんいて、学問とスポーツでないこと、とりわけ女々しいこと、女のするような事はするなと教わる。こっちはそれにとどまらなかった。アメリカさんに靡いて媚びを売る女、その気を引こうとちゃらちゃらする男、サラリーマンは気楽な稼業ときたもんサと歌うおぞましいあいつらが同じ人間とは思っておらず、クラスでもそういうのと同じ空気を吸うのも不快であり、教育は強度だった。ケンカに負けて帰って許してくれたりやさしく傷をなめてくれる家ではなかったから競争に勝つのは当然の事だった。

僕の戦う相手が男でなかったことはない。野球場に女はひとりもいないし東大法学部は女が3%しかいなかった。敵方の男をズタズタにやっつける研究をして生きてきたとさえいえるし、自活の自信があるから他人に尻尾を振るようなみっともない真似をする必要はない。ネコが尻尾を振らないのは犬より馬鹿なのではなく犬にはない気位があるだけだ。抱っこが嫌いなのは、あれは捕獲されたポーズであり心はライオンだから耐えられない。ライオンは王でないといけないからサラリーマンはできない。完全自活であり誰にも尻尾を振らないで寿命が尽きるまで生きていける今があることを両親に感謝しなくてはいけない。

ところが昨今、パワだセクだというハラスメント問題で世間の様相が変わってきた。社会で女性と戦ったり糾弾されたりというのは旧石器人類である僕らの辞書にはない。そもそも狩猟用の戦闘要員だから家事には無能力であり、完全分業制だったはずが育児まで「共同作業でしょ、会社休んでね」という風潮も困惑するのみだ。「じゃあ子守するけど誰が狩りすんの?獲物なかったらみんな餓死だよ」なんて反論は許されない。「そんなことありません、男女雇用機会均等法があるのよ、ワタシだって稼げるわ」となる。機会が均等であることと成功することとは何の関係もないのだが、そういうことを主張する人はそれを知らない。成功する人にもしない人にも均等に給料を払えという法律だろなどという反論は許されない。

家事をして子育てしてもらわなくてはいけない女性に対して威力行使をしようなどという蛮勇は僕には元からない。酔っぱらって地下鉄の女性専用車に乗ってしまった時の恐怖、ねえねえあの人痴漢?変態?みたいな目線を四方八方から浴びせられたのだからたまらない。同じことだ、何も悪いことしてないのに相手が不快になったら「セクハラよ、アウト!」というのはとても不気味だ。あなたの顔が不快なんです!なんてなったら?ここでは反論というものは存在すらしない。まして隣にいる知らない女までそれきいてMe-too!なんてピースして罪が2倍になったりして、どこで人生棒に振るかという地雷の中を歩くようなものだ。

そうなると男は気をつけるしか自衛の道はない。一義的には女性に対してだが、セク・パワで騒げば天下の財務次官の首までとれる血の味を知ったマスコミにもだ。そこでこういうことになる。元禄時代のお犬様といっしょ、お女性様と呼ぼう。まず1対1の食事や酒席は一切しない。したとしても仕事と宗教と世界経済の話しかしない。えっ、私は平気ですよ、なんて人もいようが、僕は平気かどうかを気にしなくてはいけない話はしないし、そもそもそんなことに上から目線のお許しを賜ること自体が男として甚だ不快である。そんなに不快なのにこっちはそれセクハラですと申し上げる権利はないらしいから雇用機会均等法がある割に男に不平等だ。不平等というのは人治主義で北朝鮮の将軍様のファシズムみたいなもんで理性が通じない。理性が通じない相手は無視して一切関わらないのが王道なのである。まじめな話、リスクがありそうな女性を経営者は雇わなくなって雇用機会は実質不均等に向かうから女性には別にいい話ではない。

若い男は大変だ。一度でも女にかみつかれたらもうプロポーズしようなんて戦意は喪失だろう。若くない僕だってあの女性専用車で睨んだようなこわい女を家や会社に置きたいとは思わない。ただでさえ弱ってる日本の男は草食獣どころかそれに食われる植物みたいに不活性になっているが、とはいえ男のプライドは当然あるわけで、家庭という幻想のためにそんな女にお願いしてまで家にいてほしいとは思わなくなってくるのではないか。独り身は経済的に楽だし気ままに生きられるし別に子どもなんかいらん。すると困るのは女の方ではないだろうか。

そうやってますます人口が減る。つまり男が減る。日本国は経済力はもちろん軍事的ポテンシャルも凋落していくのは必至である。その隣に人口が7500万人にもなる大朝鮮国が現れるかもしれない。大半が貧民ではあるが飢えて元気な男がたくさんいる。日本の女性は高嶺の花で強烈なラブコールを受けるという結末があるかもしれない。女性の目からすれば「今の時代になに古いこと言ってんのよ」というシナリオかもしれないが、これぞ日本の親韓テレビ局を使った韓流ドラマ大量輸出の背景にある戦略であった。そうなると百年後はその結婚を契機とした将軍様を崇拝するファミリーが日本に大挙して現れ、国会を支配し、ひょっとして金王朝はハプスブルグとブルボンみたいな王朝婚姻戦略による天皇化をして永世の地位の世襲まで視野に入れているかもしれない。

まるで韓流ドラマのお涙頂戴のような金と文の歴史的抱擁はトランプに殺されたくない金にとっては命がけの「半島平和作戦」「同胞抱きつき作戦」だ。これでも俺を撃てるのか?お前の友達の文も死ぬんだぞ、やれば世界の平和主義国を敵に回すぞ、そこまでするのか?という。そこにアリランが流れ、同胞合一の涙の大団円となり、これをプロデュースしたトランプ氏にはノーベル平和賞が用意されるのである。そして6月には文の、11月にはトランプの大事な選挙がある。もちろん国際平和に貢献した二人は圧勝で、そのために日本が犠牲になるなど誰も心配しない。いやそうではないか、いかんいかん金様は人は殺すけれども情けは深い大君主閣下であることを忘れていた。「経済制裁解けや、統一の祝賀金出せや」と首脳会談をして下さり、韓中米の協定のお仲間には入れてくれるかもしれない。

 

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