白熱の延長戦2試合をみる
2018 OCT 28 1:01:33 am by 東 賢太郎

大正13年生まれの親父の94才の誕生日でした。杖ついて一人で歩くし頭はクリアでスマホを駆使してニュースから株価まで詳しい。焼き肉が食いたいというので行くとけっこう食べる。膝が痛いんだよもう年だねなんていうからそんな年だと思ってないんだろう。こっちだってこのところ膝が痛いし、とてもあそこまで生きる自信はありませんね。
そんな日に延長戦の凄いのを2つも見るなんて。思い出というとシカゴのリグレー・フィールドで観戦したカブス対マーリンズの延長16回があります。サミー・ソーサの場外ホームランがあったり凄い試合でしたが、終わったら夜中の1時を回っていてタクシー乗るのに苦労しました。アメリカ人と二人だったから良かったが、一人だったらちょっとやばかった。
野球というのは思えば27アウトとられるまでは夜中どころか何日かかって打っていてもいい恐ろしいスポーツです。ご先祖様であるクリケットがそうなのです。だから27アウトとって決着つけるまでやる。選手使い切って投手が代打に出たり野手がマウンドに登ったりして見世物として価値があろうがどうだろうが、それが原則なのです。
きのうのドジャース対レッドソックスのワールドシリーズ第3戦はWS史上最長の7時間を要した延長18回、3-2でドジャースの勝ち。楽しめましたが見るだけで疲れます。そうしたら夕方に始まった日本シリーズの方まで延長12回の2-2のドローなんてことになるではないですか。ドローねえ。「それではこのへんでぼちぼちお開きということで・・・」。お開き。何とも日本的ですねえ。
カープは勝てる試合だったのにどっと疲れてしまった。初回に菊池が千賀からホームランで機先を制し最高のムードで2点をとる。しかし野間や会澤が好機で外野フライすら打てず、無安打で来ていた大瀬良を援護するどころか松山が草野球のおじさんかと見まがうエラーで2点を易々と献上してしまう。この引き分けは負けに等しいですね。
ソフトバンクの投手陣の厚みは手ごわい。先発もそうですが後ろの方もコマがそろってます。守備は盗塁殺が2つあってこれも手ごわい。打力のチームと思ってましたが実は守り勝つ野球だったんですね。カープは菊池と松山以外はぜんぜん打てず田中と会澤なんて飛ぶ気配もなし。8投手が頑張って何とか引き分けましたが後半は押されっぱなしだ。
明日勝たないとそこからのヤフオクでの3連戦が危うい感じがするなあ。もし負けるとそのまんま4つの電車道?見たくないなあ。日本シリーズ初戦での引き分けは3度目で、全て広島が絡んでいるそうです。過去2度は75年の阪急3-3広島、86年の広島2-2西武。広島はこの2度のシリーズでは日本一を果たせなかった。
3度目の正直を信じよう。丸と鈴木ですね、この二人が打たないと火がつかない。期待してるよ。
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東 賢太郎
10/29/2018 | 12:05 AM Permalink
第2戦、丸と鈴木が打ってくれました。ジョンソンもさすがのコントロールで実力を出してくれました。マツダで何とか1勝させてもらったのはひと安心です。しかしヤフオクのアウェー感は別格だからどうなるかわかりません。第3戦は九里と東浜のようです、楽しみですね。
東 賢太郎
10/31/2018 | 12:51 AM Permalink
SBはミラベルでした。その変化球に丸がおかしくなって5打数4三振。これはあまりにひどい。もうひとり岡田ですね、156km出たとはいえ全球ストレート、アホでねえの、あれでデスパイネにいけば打たれるわな。鈴木誠也と安部が2ホーマーで勢いはつきそうですが打線は水物だから・・・あしたは野村に頑張ってもらいましょう。
東 賢太郎
11/1/2018 | 12:15 PM Permalink
きのうはディナーで観てませんが観なくて良かった。野村の上林への高め棒球、会沢のデスパイネに読まれてたインコース、はっきりいって馬鹿ですね。石原とジョンソンを見習う技術も知性もない。あれじゃもう勝てないでしょう。
中島龍之
11/1/2018 | 4:36 PM Permalink
東さん、ホークスにとっては上林のホームランは大きかったです。デスパイネのホームランは狙い通りで、バッテリーは確かに甘かったと思います。今日の大瀬良次第ですね。
東 賢太郎
11/1/2018 | 11:35 PM Permalink
中島さん、降参です、まいりました。とうとう柳田に火がついてしまいました。ひどいのは今日のフランスアの明石への一投(クソみたいなスライダー)です。なんで打たれる気配もなかったストレートで押さないのか、会沢はなんの意味もないアバウトな配球でピッチャーが集中力ないまま投げてまたホームランです。昨日の上林も第3戦の高谷の決勝ホームランもそうでした。ほんとの馬鹿ですね。正捕手は石原にしてほしい。甲斐と高谷は素晴らしいですね、キャッチャーの差があまりに大きすぎました。
中島龍之
11/3/2018 | 11:18 AM Permalink
柳田のホームランは大きかったです。やっと力みが取れたのでしょう。ホークスとしてはこのまま行ってほしいですが、ジョンソンがどうかですね。明石のホームランでホークスは助かった感じです。確かに広島の捕手は打たれていけない時、打者に打たれましたね。
東 賢太郎
11/3/2018 | 10:22 PM Permalink
中島さん、日本一おめでとうございます。甲斐に6連発で刺されてシュンとしてしまい、打線の火が消えて最後はバンデンに手も足も出ませんでした。あれだけケガ人が出ても本気を出すと強い、まさに横綱ですね。
東 賢太郎
11/3/2018 | 10:41 PM Permalink
それにしても丸がひどすぎ。25打数4安打で四球すら出ないのはA級戦犯だ。あの出塁率はなんだったんだ?チームとしても公式戦は足とつなぎでかき回してイケイケムードにして点を取ってただけ。そんなので負けてくれたセリーグが弱すぎ。ムードを甲斐ひとりにかき消され、走っては刺されてベンチは茫然、また走ってまた茫然。そこで俺が打たなきゃと振り回して三振の山だ。明らかにキャッチャーと監督の差でした。本文に「打力のチームと思ってましたが実は守り勝つ野球だったんですね」と書きました。最後までその印象でした。
中島龍之
11/4/2018 | 10:38 AM Permalink
東さん、ありがとうございます。広島に戻ったのでまたカープが勢い取り戻すかと思いましたが、意外にあっさり決まりました。甲斐が日本シリーズMVPになりましたが、捕手力で決まったシリーズを表してますね。東さんのカープとホークス捕手陣の評価がこのシリーズでしたね。カープはルーキーの中村捕手を早く育ててほしいところです。ホークスはいつも言われるように層が厚いですね。今年は諦めてましたが強かったです。来年もホークス対カープになることを期待しましょう。(柳田が言いそうな言葉ですが)
東 賢太郎
11/5/2018 | 10:35 PM Permalink
中島さん、甲斐は25才でしたっけ,5年は日本一狙えますよ。あの2塁送球を見てカージナルスのヤディア・モリーナを思い出しました。2013年WBCで彼の母国プエルトリコに準決勝で3-1でねじ伏せられた時のあのいやらしい(?)キャッチャーです(内川の重盗ミスで2塁まで追いつめてタッチアウトした)。彼一人にやられたあの試合と今回の最終戦はそっくりでした。ちなみにモリーナは年俸20億円らしいです。甲斐は育成からだから史上最大の出世をするかもしれませんね。
中島龍之
11/12/2018 | 11:02 AM Permalink
ホークスは、細川、鶴岡と他チームの捕手を獲ってしのいできましたが、甲斐が育って当分、優勝狙えるかもしれませんね。昨日の日米野球では東さんが書いたばかりのモリーナが、一塁けん制で上林を刺してました。甲斐もモリーナのようになればいいですが。
東 賢太郎
11/12/2018 | 1:15 PM Permalink
知りませんでした、モリーナが全米チームで来日してたんですね。きのう上林を刺したの見ましたよ、まだまだすごいですね。甲斐はすごくイメージありますよ、参考にしてるだろうし、してもできないんでしょうけどできてしまうところが才能を感じます。