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安倍政権に漂うインポテンツ感

2020 MAY 5 21:21:12 pm by 東 賢太郎

【きのうの感染症対策専門家会議の会見】への感想です

検査数が増えて陽性率が下がっている ➡ あたりまえ

PCR検査が少い理由6つ ➡ ダメ社員ほどダメな理由をたくさんあげる

感染防護具の圧倒的な不足 ➡ 武器がないと戦えない ➡ アベノマスク

我々に経済の判断能力はない ➡ 政権にふって逃げている

知事のリーダーシップに期待 ➡ 政権もふって逃げている

 

なぜこれを指摘するか、政府も感染研も昼夜努力してるではないかという人もおられましょう。私事になりますがノンポリなので政治家になりたいと思ったことはありません。高い税金を払っているが公共サービスを提供してもらって釣り合っていると思い生きております。

よく考えましょう。我々市民は日々「生活をあがなう労働」をしています。失業、倒産をすれば路頭に迷います。政治家、公務員は公共サービスさえしていればそれはありません。では、公共サービスとは何でしょうか?より大きなリスクを取っている我々市民が安全で幸福な生活をできるようにすることですね。

いまはコロナで安全で幸福な生活がなくなっています。ということは、ここで役に立たない政治家、公務員は仕事をしていないのです。「昼夜努力したけどダメでした」の言い訳は我々市民にもありませんが彼らにもないのです。このような目線で市民すなわち有権者は政治をしっかりと監視しなければなりません。

その目で専門家会議の感想をもう一度お読みください。この会議体は役に立ってません。皆さん真面目で優秀な学者さんで、懸命にやられているとは思います。「政権に意見はしたが・・・」と述べてもおられます。しかしそれなら妥協でなく辞任するのが筋でしょう。公共サービスの相手は首相でなく国民なのです

御用学者を集めて専門家に聞きましたとする手法は、お気に入りを大臣にすえ、人事権で手なずけた御用役人を登用する手法そのものです。山口4区の25万人に選ばれた国会議員が1億4千万人を支配するかつてない完成度の統治方法を構築した安倍さんの手腕は見事というほかありません。

ビジネスマンとしてその政治力への称賛の気持ちは今も変わりませんが、ここで抗いがたく救いがたい不安感が同時に沸き起こってきている、それが本稿の執筆になっております。かような会見を見るにつけ胸中にぬぐい難く去来する日本の政治への危機感であります。どういうことかご説明します。

それは、この国は首相が統治はしているがいったい誰が責任者なのか?という疑念です。上に乗っかって調整だけして自分は決めずに任期を全うして銅像でも建てたい、僕は動機はなんでも結果だけ出してくれれば結構という市民ですが、それならもっとまともに仕事のできる連中を配下に選べといいたい。

調整だけしますというのは本当のリーダーではありませんが、それでも最後に責任はとるから成り立つ統治です。そうでなければただの生徒会長だ。生徒会長は失敗しても退学にならないでしょう?いまの日本の政治はそんな人に学校が統治できてしまっているようなもの。何か気味が悪いのです。

それでも学校が普通に動いているときはよかった。今のように、いわば台風に見舞われてケガ人も出るわ校舎も崩壊だという事態になると、調整もなにも部下も浮き足だって必死です。うるさいから出ないでくれになる。3-11の菅首相もそうでしたね。下が動かず機能不全になった政権はおわりです。。

たとえば国会で加藤厚労相が「政府が旗をふれば動くというものではない」、安倍首相が「キャパは2万に増やしたがどうも増えない」と認めるPCR検査不足の指摘への無力感とあきらめ。気持ちはやりたいけどできない、肝心の “現場” が動かない。なぜなんだ?これって、インポでなくてなんでしょう?

そこで昨日の会見で尾身副座長が忖度したのか官邸に頼まれたのか、PCR検査を拡充できない理由をご丁寧に6つあげます。6つもあれば国民も納得してくれるだろう。尾身さんそうじゃないのです、何個あろうが結果が出なければあなたは役に立たない、仕事をしてないのです。それが公共サービスというものです。

有事にいきなり言われてものお気持ちでしょうが、消防車や警察は火事や泥棒の有事に呼ぶのです。アベノマスクやめて医療用の防護器具に回せとか、一般の医療機関を都道府県と契約して検査させろと専門家が強硬に主張すれば官邸も動いたかもしれない。そんな体を張ったコミットメントはあなた方には見えない。

しかも、「専門家はみな検査を増やすべきと思ってた」「フラストレーションがあった」と業界保身し、「日本の制度だ」、「PCR検査能力の拡充の機運が起こらなかった」と逃げてしまう。安倍首相を守ったおつもりでしょうが、実は自分たちを任命した首相を「売ってしまっている」ことにお気づきでない。

安倍政権はかように、責任感も能力もない従順が売りの人を要所に置き、その神輿に乗って平時はそれでよかったが、有事でツケがきて台座ごとひっくりかえってしまった。従順ではないが能力ある人を使う能力がなかったからその手法になった。インポテンツになるべくしてなったと思料いたします。

緊急事態宣言の解除条件につきひとこともなく14日と21日ごろ専門家に聞きます(西村大臣)。専門家ってまた尾身さん?勘弁してくれよ。かたや大坂の吉村知事は4つの条件を数値で明確に出しました。実行力、スピード、想像力、創造力、首相官邸と雲泥の差だ。本当に吉村氏に首相をかわってほしい。

 

緊急事態宣言

(追記)

スタジオで元国立感染症研究所研究員で白鴎大教授の岡田晴恵氏は吉村知事の会見で「大阪の会見を見て思ったことは、吉村さんを見て話し方を見て思った事があったんです」とした上で「この人、自分で理解して自分の言葉で話しているなっていうことだった。ちゃんと勉強されている」と評価した。

 さらに「そういう場合は部下は知事が怖いんです。鋭く指摘されますけど、分かっていて指摘されますので、そういう場合は職員の方も働くんだと思うんです」と分析し「ちゃんと理解してもらえるから評価もしてもらえるしモチベーションも上がる」と指摘していた。(スポーツ報知より)

まったくそのとおりと思います。「人事のアメとムチでソンタクさせる政治」とは真逆ですね。こういうことを書くのもなんだけどそれは権力さえ握れば馬鹿でもできる、しかしもう昭和じゃないんでね、ある程度は学力がないと、言葉できちっと説明できないと、これから有能な人はついてきません。

Categories:政治に思うこと, 新型コロナ・ウィルス, 若者に教えたいこと

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