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paris match 「太陽の接吻(キス)」

2020 MAY 10 13:13:40 pm by 東 賢太郎

ヤフーCSOの安宅和人氏が日本は国難の危機から立ち直るのに慣れた稀有な国だ、むしろチャンスだと語っていて刺激になりました。アフター・コロナじゃなくウイズ・コロナの世は確かに大きく変わって決して元には戻らない。逆にそこには大きなビジネスチャンスがあるという元気の出る話です。

バフェットがエアライン株を全部売りましたが彼は下がったから売る人じゃない、アフター・コロナで同じだけ人が飛行機に乗るか自信が持てなくなったというのが理由です。安宅氏もエコノミークラスはない世の中になるという。三密を避けて席数は減り、フライトは贅沢品になるといってます。海外出張は無駄だったね、ZOOMでいいね、もう何度もやったのでまさにそうなるという肌感覚はすでにあります。

東京とロンドン、フランクフルト、チューリヒ、ニューヨーク、ロス、シスコ、ウィーン、香港、シンガポールを何回往復したか数えきれません。起きてると不安なので(恐怖症)ワインをがんがん飲んで食事いらないと言って寝ます。起きてしまうと仕方なく機内の音楽を聴きます。ジャズ、ポップスの知らない曲ばっかりです。すると時々おっ!というのがあるから、これはこれでもうけものではあるんですね、こいつはいいと曲名を書いておいてCDを買うというパターンが定着しました。

J-popはユーミンとハイファイ・セット、山下達郎、竹内まりあ、ぐらいでしたが、だいぶまえにロンドンからのJALで発見したのがparis matchで「太陽の接吻(キス)」を聴いて曲も歌もこれは素晴らしいと。

リズムセクションなしでもOKなのは曲がいいからですね。

すぐCDを買って、最初の曲はさらに気に入りました。8番目のカメリアのコードはハーブ・アルパートばりで光ります。センス抜群。

コード進行が格好よくてメロディーもビートも作曲の才能を感じます。

ガキがとんだりはねたり。歌はのど声。どうして日本には大人のポップスが根づかないんだろう?ずっと考えるのですが、こういうのがマジョリティーにならないんですね日本って。paris matchの生い立ちのビデオを見ていたら杉山氏は好きなサウンドをロンドンまで求めていって見つけてる。そのグループの曲名がparis matchだった。外国へ行ったのがどうのでなくってセンス、感性の話なんですが、非常に良い意味でおたくなんですね。そうじゃないと行きません。

僕はこだわりの人が作った音楽だけが好きで、あとは感性があうあわないです。ブラームス4番のあとにJ-popでOK、ピアノでもカーペンターズのあとにブルックナーも弾いてますんで音楽と食い物についてはノンポリでだらしないということですね。カーペンターズは何時間弾いてもOKでだんだんリチャードの気分に乗り移ってきて歌の上手い女の人を見つけようかぐらいになってくるんで、もしピアノを早くからやってたらそっちに行ってたかもしれません。

paris matchの生い立ちのビデオを見ていたら杉山さんはミズノマリさんを「見つけた」のですが、それがカーペンターズを聴いてのことだった。これ、こじつけでなく、さっきそのビデオで、オーディションした曲が前回に書いたWe’ve Only Just Begunだったというのは偶然とはいえご縁がありました。これです。

ミズノさんちょっと固いですが、カレンがいかに凄いかということが逆に分かりました。でもこれだけ歌える日本人はあまりいないと思います。

ミュージシャンがライブできない事態がどう解消できるのかまだ誰もわかりませんが、音楽は決して贅沢品ではないですから必ず戻ってくると信じます。

 

カーペンターズ 「We’ve Only Just Begun」

 

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Categories:______クラシック以外

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