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ランナーズ・ハイ

2020 AUG 7 17:17:48 pm by 東 賢太郎

4か月のステイホームで体重は増え、足はてきめんに弱った。ダブルパンチだ。スクワットどころか、立ち上がるのに膝が痛い。靴下を立ってはくのによろける。走りたかったがこういう時に限って梅雨明けが遅いのは困ったもので、7月24日にはじめてセミの声を聞いて、いよいよかと思ったらまた雨だ。

やっと外へ出られたのは29日だ。小雨の日もあったがもう無視である。そこから9日連続で毎日5~10キロは走っている。世間は熱中症がどうのと騒いでるがそれどころではない。4か月のツケは大きいのだ。体重は1キロしか落ちないし体脂肪もBMIもだめだ。もっとやるっきゃない。

例年だとこの時期は甲子園で気持ちがもりあがって自然に走るが、今年はそれもない。だんだん修行の感じになってくるが、昔からそれが苦手だ。トレーニングマシンでハツカネズミみたいに走るのは続かない。現役時代も、投手は鬼のように走らされるが、あればっかりは地獄だった。

そうも言ってられない、メタボは寿命が縮むぞという恐怖感から走ってるわけだが、9日目のきのう、妙なことに気がついた。走りながら「ちょっと眠いな」と思ったのである。そこの草むらに横になれば5秒で寝られそうだ。それどころか、このまま走りながらでもOKじゃないか?

それってランナーズ・ハイですよと言われてネットで調べた。たしかに、1時間も走ると脳内に麻薬のような快感物質が出て恍惚感にひたる人がいるらしい。どこまででも走れる気になると書いてあるが、思い当たる。ペースはすごくゆっくりではあるが、息も切れてないし苦痛は何もないのもそのとおりだ。

科学的な説明はよくわからないが、太古の昔、狩猟時代の人類に脳が与えた「ご褒美」だという説がwikipediaに書いてある。毎日走って獲物を追いかけさせないと餓え死にするからだ。その仕組みが、デブは早死にするぞと食いすぎの現代人を走らせてるなら皮肉なものだ。

昔から苦手と書いたけれど、高校、大学とも中距離(1500メートル)はクラスで一番だった。人生ベストである高校のタイムが5分15秒だ。しかし、このタイムで1万メートルを走っても35分ほどで、箱根駅伝の走者は30分ほどだからひと区間走れば10分も差がついてしまう。とうてい陸上はダメだったことがわかる。

しかし、レースが気温35度の炎天下ならどうだろう。夏が本番の野球部はけっこう強いと思う。その中で厚手のシャツとユニホームに紺の帽子までかぶって毎日7キロ走ったのだ。高校球児に熱中症など恐れる者はいない。65のジジイになっても、女房・娘は心配するが、40度あっても僕は絶対に倒れない自信がある。

きょうはZOOM会議を3つ、つごう4時間やった。頭はくらくらで倒れそうだ。仕方ない、じゃあそろそろ走りに出かけよう。

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