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広島カープの新人4人は当たりである

2021 MAR 21 18:18:05 pm by 東 賢太郎

広島2-1ソフトバンク(オープン戦、マツダスタジアム)

最終回は公式戦さながらに手に汗握った。新人栗林が初のセーブシチュエーションでクローザーで登場。相手は実戦モードの王者ソフトバンク。この場面は今年のカープを占う。栗林はここまで自責点ゼロと抑えで全部成功している。

明石にいきなりレフト線2塁打(いい打者だねえ)。2球ストレートは甘かったね(捕手坂倉くん、たのむよ)。しかし、そこから牧原、栗原をフォーク(たぶん)で空振り三振(スイングが腰砕けで打たれる気配なし)。上林の3-2から内角スライダーで三振と思ったがボールの判定(あれはストライクだろう、やや動揺あり)。次は外角に大きく外れて四球(1塁空いてるんでまあいいが、ちょっと弱点を見たかな)。ここで代打長谷川(なんと元首位打者がここで来るわけ?う~ん構えが良くて集中してるぜオーラが凄い)。初球ストレートを痛烈なライト前安打(なんでスタメンじゃないの?)。守備位置がやや後ろ目だった右翼手曽根がバント処理みたいにつっこんで(運動神経すばらしい!)、本塁に投手並みの伸びのあるストライク返球(曽根くん、見事だ)、やむなくコーチが止めて明石は三塁ストップ(さもなくば同点だ。これは実にデカい!)。周東に3-2となり、サインに首ふって投げた150キロ外角ストレートをカットされる(やや余裕あり気味に見え嫌な感じ、周東は守備も成長してるし)、最後は外角フォークを見逃し三振(やや高くて甘かったが、ここでフォーク投げてストライク取れるのは想定外だったろう、栗林くん、メンタル強いな)。試合終了。

広島は森浦(7回)、大道(8回)もゼロに抑えており、ドラフト1-3位の投手が全部使い物に今のところなってる。これはBクラス確実としていたカープの評価を上方修正するに足る材料である。先発野村は5回無四球2安打で、広陵時代に甲子園で負けた決勝戦の7回までを思い出させる変化球自在でコントロール抜群の、彼の最高の投球だった。柳田を空振り三振に取ったストレートに見える変化球はすばらしい(あれはなんだ??本当にいい、天性の才能を持ったピッチャーである。願わくば7回まで投げてくれ)。先発は大瀬良、森下、九里、野村、床田、遠藤というところか。ジョンソンが抜けて左がいないのと、もう一枚、中村祐太、矢崎がなあ、ここが弱いなあ。ほんとうは栗林を先発でいきたいがフランスアのケガが実に痛い。

今日は勝ったが2点打の田中が打ったのは背番号122の大関であてにならない。打線はいまいち迫力がない。堂林が出遅れてクロンは30打席ぐらいノーヒットでこれはまずい、外人がこれじゃあセイヤ以外はホームランが怖くない。エルドレッド並みにまじめでいい奴らしいがそんなのどうでもいいよ、この程度なら去年のあいつ(なんだっけ、ピレラだったかな)がガッツがあって良かった。外人はホームラン打たなきゃ終わりだよ。

去年より格段に良さそうなのが足だ。先日、甲斐から曽根、上本が2盗を決めるなど足でかき回す気配が出てきた。これはヘッドコーチの河田だろう。それをしなきゃあカープ野球にならない。タナ・キク・マルがやってたから強かった。でも彼らはその面ではもうそろそろトシだ。代わりが絶対に必要だ。新人の矢野にすごく期待している。今日も大道が2本打たれて1,2塁にして、代打デスパイネのショートゴロのさばき方が良かった。ちょっと嫌な所にぼてぼてが飛んだが、うまいというより二塁トスのあの手慣れた感じは投手目線で頼もしく感じた。野球頭が良くて足も速そうで、ああいうのが敵にいるだけで圧を感じるタイプと思う(新人の頃の菊池がまさにそうだった)。うまくつかってくれ。

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