ルロイ・アンダーソン「シンコペイテッド・クロック」
2021 DEC 16 0:00:10 am by 東 賢太郎
ルロイ・アンダーソンの曲は本当にいつどこで覚えたかわからない。家にレコードはなかったように思うが、すごく幼少の頃だという感じはある。クリスマスの銀座かデパートで家族でカレーでも食べてるBGMか何かだったというなら納得できる。
気がついたら知っていたというのはある意味不気味でもある。道で見かけた女性、どこかで会った気がするけど思い出せない。もと同級生?同僚?まさか彼女?、いやいや知らない。でもそんなはずないよ、だって知ってるんだから。ああわけわかんねえ。
この曲「シンコペーティッド・クロック」もそんな感じがする。でも、いい曲なんだ。サビの所が好きですね僕は。すごいですよ、なんせ子供のオーケストラでもサマになっちまうんだからさ。何ごとも、小難しくて効果が薄いというのが一番みっともないね。
チクタクいう時計やメトロノームを音楽にした人はいる。ハイドン、ベートーベンだ。でもタイプライターからサンドペーパーから馬のヒヒ~ンまでネタにしちまうアンダーソン先生ならおっしゃるだろう、「おい真似じゃないぜ、俺が曲にできないもんはないっちゅうことよ、まあ聞いてくれ」。ご本家の演奏だ。
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
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中島龍之
12/17/2021 | 1:48 PM Permalink
ルロイ・アンダーソンといえば、「そりすべり」→雪→クリスマスを自動的に連想してしまいます。「そりすべり」がルロイ・アンダーソンの曲と知ったのは、東さんのブログからです。どこかで聴いたことのあるけれど、曲名を初めて知りました。小さい頃、仙台市に住んでいたので、雪のクリスマスの景色を思い出します。音楽には懐かしい景色がつきものですね。
東 賢太郎
12/17/2021 | 8:59 PM Permalink
「そりすべり」という曲はモーツァルトにもあるんですよ。でもルロイ・アンダーソンが知名度はぬいてるから大したものですね。クラシックってふつうは学校で作曲家の名前を覚えて、その大先生の新世界だ運命だという順で覚えるんですが、「そりすべり」は珍しくてほとんどの人は曲が先なんですね。で、誰が作ったか知らない。ルロイ・アンダーソンと教えても「誰だっけそれ?」なんです。あまりに残念なんで毎年この時期に1曲づつご紹介してます。名前も有名になったら嬉しいですね。