思い出となった第100回夏の甲子園大会
2024 AUG 23 15:15:29 pm by 東 賢太郎
第100回の夏の甲子園大会が終わった。昨年の慶応旋風がつい先日のようだが、今年は京都国際高校と関東第一高校の息詰まる素晴らしい決勝戦となり、0-0でタイブレークとなり、2-1で京都国際が優勝した。
ネット裏のすぐ目の前で初戦を見た関東第一高校が接戦をどんどん勝ち抜いて決勝に進出したのも嬉しかったし、応援した北陸高校が強かったこともよくわかった。最高の思い出になった。
京都国際高校。おめでとう、強かった。僕はピッチャーしか興味ない。それもストレート。それも球速でなく球質である。毎年見てるが、あ、これはいいな、打てないなと思うのは大会で一人か二人しかいない。それがこの高校は二人いた。
どの試合だったか、背番号11番の西村投手を見た。9回になっても135キロにみんな差し込まれており、いつまでも見ていたいピッチャーだと思った。彼はチェンジアップばかりが評判だが、そもそも直球が速くないと通用しない。
ところが決勝で初めて見た1番の中崎の135キロはもっと凄かった。空振りを見て元巨人の杉内を思い出した。4番高橋を空振り三振に取ったインローのクロスファイヤーは球威も制球も鳥肌ものだ、あれはプロでも打てんと見た。
関東第一高校は先発・10番の畠中。走者を出して押されながらも断ち切って6回零封した胆力が見事。救援の1番・坂井の148キロは打たれなかった。タイブレークの押し出しで坂井を替えなくてもよかったかなと思うが、まあ結果論だ。
両校、プロがあり得る京都国際の両左腕、関東一高の坂井とサード高橋はいたがスターは他チームもいた。その中で両校は投打のバランスが良く、ここぞの場面の走塁、堅守で精神力も鍛え抜かれていた。いい野球を見せていただいた。
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中島龍之
8/24/2024 | 10:58 AM Permalink
今年の甲子園は強豪校が敗退する中、どちらが勝っても初優勝という新鮮な組み合わせでしたね。その決勝戦も0-0で延長戦にはいり、タイブレークの末、10回表に京都国際が2点リードすれば、その裏、関東第一が1点取り、一死満塁のピンチを京都国際の西村投手が抑えきって勝利するという、劇的な幕切れでした。こういうゲームを見ると誰が殊勲者ということなく、鍛え挙げられたチームの勝利であり、両チームの戦いは素晴らしかったと感じます。やはり100年続く甲子園大会ですね。
東 賢太郎
8/25/2024 | 10:20 AM Permalink
甲子園は物心ついた時からテレビにくぎづけでした。中3の夏に俺も出たい、強豪校に行きたいと親父にごねてとりあってもらえませんでしたが、捕手で出場した部下の方を家に呼んではくれて、座って球を受けていただいて、それはもう真剣でした。もう一度生まれたら、他は全部捨てて出ます。
そういう感じだったので観戦に行く興味はぜんぜんなくて、大阪に赴任した時にレフトのポール際のはるか上の方で一度っきりで、かれこれ半世紀前で何も覚えてません。それがこの度はひょんなご縁でテレビに思いっきり顔が映る席で応援に行けて、相手だった関東一高が決勝まで行ってくれてそれが第100回大会だったなんて夢でも見ていた感じです。もう二度とないので天国の親父が褒美をくれたと思ってます。
中島龍之
8/25/2024 | 12:09 PM Permalink
私は甲子園の高校野球を見に行ったことがないので、一度は行ってみたいと思ってます。来年こそ実現したいものです。小学3,4年のころ、宮城県仙台市に住んでいたのですが、夏の大会予選を、今は無くなったようですが、評定河原球場というところに母から貰った入場料30円を握って見に行ってました。その時強かったのも東北高校でした。印象に残ったのは、東北高校が守備の時、内野ゴロを打たれたら、捕手が一塁のバックアップに走るのを見て感動したのを覚えてます。その時の感覚を甲子園で感じたいものです。後になってわかったことですが、その後大洋ホエールズで活躍した伊藤勲捕手がその時の捕手だったようです。面白いものです。
東 賢太郎
8/25/2024 | 3:35 PM Permalink
中島さんも本当に野球が好きなんですね、よくわかります。どうやって買ったかは知らないんですが猛暑のせいでしょうか周囲はけっこう空いてました。良い席があるといいですね。
中島龍之
8/27/2024 | 9:21 AM Permalink
この年になって、ふと甲子園の夏の大会を見に行きたくなってしまいました。来年まで気持ちが持続するかわかりませんが、来年の目標としておきます。