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過熱感を帯び始めた一部の米国不動産市場

先程、当コメントを書き公開したと思ったのですが、どこかに飛んで行って仕舞ったようです。がっかりしたところで、船橋さんのライブがアップされているのを発見し、コンサートを聞かせて頂きながら気を取り直してもう一度書いております。 しかし、船橋さんのお姿を見るのは大変久しぶりで懐かしいですね。以前、船橋さんがロンドンにいらした時に、確かイギリス人の女性とカラオケでデュエットをされて、「Endless Love」を歌われ、圧倒されたのを記憶しています。日本人離れした英語力と歌唱力だと思いましたが、更に進化されていますね。

ところで、日本は今桜が満開で最高の時期ですね。 NYは未だ朝晩氷点下まで気温が下がり、未だ春遠しと言った感じです。

先日ご紹介した米国株式市場は過熱感無く新値更新と言うお話しでしたが、今回はそれよりももっと熱くなりつつある一部の米国不動産市場についてご紹介します。

私の友人の中で不動産を営む3人の方々から聞いた生の情報です。一人はマンハッタン、一人はロングアイランド、そしてもう一人は西海岸のサンディエゴでの話です。

マンハッタンでは、半年前は中古のマンションを売りに出しオープンハウスをしても見込み客が見に来る数は1日にせいぜい4~5人程度でした。しかし、ここ2ヶ月位前からは急に盛り上がり始めて、来客数が40~50人を軽く超えるぐらいの状況になって来ている様です。中にはその場で売値の提示価格で即決する人や数人で競売になったりする事も起こり始めています。しかし、普通の人はここで売り主と価格で折り合って交渉成立しても、その後に銀行に行って当不動産を買う為のローンの申請を行いますが、銀行の融資姿勢はマダマダ厳しい状況で、申請者に対して散々あれこれ要求はしてくるものの3ヶ月経ってもローンが下りないものも多々有り、結局ファイナンスが付かず買い手も売り手も泣く泣く契約不成立と言う事も未だあります。こんな中、現金を持っている米国や外国の富裕層がその場で契約を取り付けてしまうケースが増えてきているそうです。いよいよ、リスクマネーと言われる様なお金が動き始めた様です。

ロングアイランドでは景色が少々違うようです。ここはNY市の一部ではありますが、面積は非常に大きな島で奈良県と粗同等の大きさのところです。そのロングアイランドの大西洋側の海岸線に位置する場所の不動産屋さんの話ですが、この辺りは昨年の10月のハリケーンで大打撃を受け、100万ドルした海沿いの家が20万ドルまで落ち込んでいました。そこへ、機関投資家と思われる様な投資グループや個人の富裕層がここ1ヶ月前から連日地元の不動産屋を訪れる様になり、纏め買いを始めているとの事で、友人の不動産屋はここの所全く休みが取れないと嬉しい悲鳴を上げていました。

最後に西海岸のサンディエゴでは、売り物件数が非常に少なく、物件が売りに出された瞬間に買い手が直ぐに付くそうで、大変な競争になっているようです。当地は元々住宅戸数も少なく、恒常的に在庫も非常に少ない事から、需給関係は安定しておらず、値動きは非常に荒っぽい動きをします。上昇する時は他の地域よりも上昇率は大きく、その反対に下がる時も下げ率は他地域よりも大きくなります。 漸く、上昇傾向に転じる状況を察した目敏い投資家グループや富裕層の一部が、先回りしてサンディエゴの不動産を買い、早めに売り抜けようとする動きが顕著になって来ているそうです。そんな中に、マダマダ強い円をバックに日本から当地の不動産に投資をする方々もいらっしゃると言う事で、動物的嗅覚を持った投資家が未だ日本にいるのだと言う事が分かり、少々嬉しかったです。

(ご参考までに米国の住宅不動産市場は日本のそれとかなり異なりまして、日本の様に新築市場が主体で、中古のマンション等は年々市場価値が下がって行くと言うのとは違います。市場規模としては、新築の着工件数などは、リーマンショック後などは年間30万件弱に落ち込みましたが、最近は漸く回復してきており約90万件程度です。一方、中古住宅(マンション等を含む)の年間売買件数は約500万戸程度です。これらの中古物件は手入れを小まめにする事等により、物件の価値は下がるどころか場所により上がって行くものも多々有り、その代表的なものはマンハッタンのマンションになります。)

以上

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  1. 東 賢太郎

    3/24/2013 | 9:24 AM Permalink

    先日、美術品の収集家(サザビーでは結構大物の日本人)に話を聞きました。最近、売出し中のアジアの画家の有名作品ばかりが30-50%も上がっているが通好みのはそうでもないそうです。「見る目のない奴ばかりになった。特にファンドが入ってきてそうなった。」そうです。不動産もリートが出てきて同じ傾向があるように思います。