Sonar Members Club No.8

月別: 2012年11月

ヘルマン・シュミッツ という知の巨人

2012 NOV 8 11:11:57 am by 鶴田 靖人

昨晩、私の主催する科学コミュニケーションの集会で、東大の梶谷真司准教授のお話しを伺いました。科学と宗教は、全く相入れない関係にあるのか、それとも共通の根源をもつのか、というやや哲学じみた話ですが、そこで標題のヘルマン・シュミッツという巨大な学者の存在を知るに至りました。シュミッツのこの課題について言っていることは、以下です。宗教の根源である<聖なるものは> 戦慄と魅惑の両義性を持つ。一方感情とは空間から襲いかかる雰囲気であり、宗教はその戦慄と魅惑の雰囲気をつくりだしている。そのツールとして空間を制御するのが芸術であり、それは文化の影響を強く受ける。私はここで お能とオペラを頭に浮かべたのですが。一方科学は雰囲気とか感情のようなものを排斥すると考えられているが、実は科学も、時に戦慄と魅惑を放ってギラギラすることがあり、その限りで宗教的になるんだと。なんか、わりと簡単なこと言ってるようにも感じます。立派な科学者は一種宗教的リーダとか神的な存在として見られると言い換えればです。そこでシュミッツを調べたんですが、半端じゃないです。

ヘルマン・シュミッツ(Hermann Schmitz, 1928年5月16日 – )は、ドイツの哲学者であり、全5巻10分冊の大著『哲学体系(System der Philosophie)』(1964-1980)により、〈新しい現象学〉を展開した。身体感情現象学で知られるが、その業績は、存在論認識論時間論、空間論、宗教論、芸術論、法哲学自由論、共同体論など、きわめて多岐にわたる。

ここまで行くとカッコイイですよね。そういえば梶谷先生が言ってましたが, 日本の思想とか日本独自の哲学については、世界に学者が多数いるものの、日本人のその専門家は全く英語をしゃべれないそうです。変な話です。

 

 

好きなビートルズ3

2012 NOV 5 13:13:19 pm by 鶴田 靖人

東さんと趣味が合ったのは If I Fell ですね。これMaroon5のアダム・レヴィーンが

ソロギターでカバーするのですが、そのコード進行がかっこいいです。2番目はNorweigian Woodですね。村上春樹のノルウェーの森については、書籍と映画であんなに差が出るのかと思いましたが(勿論、映画は失敗だと思います)

3番目はPenny Laneですね。この歌はロンドンの温かさとか英国人のイイところを感じさせますね。

好きな映画ベスト3

2012 NOV 5 13:13:33 pm by 鶴田 靖人

毎年末に必ず見てしまう映画があります。順番はないですが、3本見ます。

「嫌われ松子の一生」、「自虐の歌」、そして「Once Upon a Time in America]です。

中谷美紀が好きなことはすぐバレますよね。3番目のは、James Woodsとデニーロとの葛藤がたまらなくいいです。デニーロはほとんど全部好きですね、そういえば。

Deer Hunter とかTax Driverとか、あの狂気を感じさせる目つきがたまらんです。そういえばGod Fatherにもちょっと顔をだしているの御存じですか?

本当に国産の牛肉とは?

2012 NOV 5 12:12:53 pm by 鶴田 靖人

自給率という言葉は皆さんご存じだと思いますが、カロリー計算で算出するのは日本だけだそうです。興味深いのは、その計算方法で、輸入の穀物で飼育した牛や豚の肉は自給率上は外国産としてカウントされるそうです。ちなみに輸入農産物の大半は穀物でその60%以上は家畜の餌だそうです。11月4日の日曜日にBBQをお台場やったんですが、農水省の人が完全国産の牛肉を持ってこられました。この定義によると国産のトウモロコシとか麦だけで育てた牛と言うことになります。で、お味は私の趣味にぴったり、赤身と脂がキッチリ分離していて赤身が美味しい!そうです、私は所謂霜降りは好みではないのです。農水省の人は真実の自給率は今年は何と、28%だそうです。でも家畜の餌が大きいということなんですね。では米を餌にしたら良いのではと思いましたが、米を家畜にやるという精神的な抵抗感もさることながら、お腹をすぐにくだしてしまうそうです

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