Sonar Members Club No.8

月別: 2012年12月

カルロス・ゴーン講演会感想

2012 DEC 20 14:14:15 pm by 鶴田 靖人

昨日東大経済学部で講演会がありました。彼は自分でも言ってましたが実にプラグマチックで分かり易い人でした。グローバル・リーダーシップというタイトルでしたが、曰く、人間生まれた時は皆ローカルであって、グローバルな訳が無い。しかし、グローバル・リダーになれる素質を持っている人はいる。3点である。①thirst to learn  相手から何かを学び取ろうとする姿勢 ② humility 謙虚さ。どの国の人でも傲慢な態度だと一緒に働く気はおきない ③ common sense 大多数の人が良しとする価値観を、信じてなくても少なくとも知っていること。 だそうです。自分は正反対のような気がしてちょっと不気味でした。付けくわえて、全ての有能なregional leaderは必ずしも global leader になるとは限らないが、逆に有能なglobal leaderは必ずregional でも有能なleaderになれる、です。まあ経験則から言って、当たっていると思います。大変革の時は、例えば今の日本は、短期的にでも外人の有能なglobal leader を総理大臣にしたらどうですかね?Bill Gatesに4年間ぐらい頼めませんかね?

ソフトバンクのCM裏話

2012 DEC 4 11:11:11 am by 鶴田 靖人

最近筆不精なのでまとめて書きます。SMC運営会社にも参加してる身としては。さて、先週ですが、「澤本嘉光」という電通のスーパークリテーターの話を聞く機会がありました。中高大の後輩です。

WIKI:長崎県生まれ。麻布高等学校東京大学文学部卒業。1990年、電通入社。CMプランナーとしてソフトバンクモバイルの「ホワイト家族 24 予想外な家族」シリーズや、東京ガスの「ガス・パッ・チョ!」など、数々のヒットCMを制作し続けている。

カンヌ国際広告祭アドフェストIBANYフェスティバルTimes Asia-Pacificなど海外の広告賞を数々受賞。国内でもACC CM FESTIVALグランプリ、東京コピーライターズクラブグランプリをはじめ、社団法人日本広告業協会が年間で最も優れたクリエーティブ・ワークを手掛けたクリエーターを選出する「クリエイター・オブ・ザ・イヤー」には2000年、2006年、2008年と唯一3度受賞している。WIKI

彼は孫さんからかなり信頼されているようです。孫さんは、<犬を見たらソフトバンクをイメージする>よう、大衆をマインドコントロールすることにこの数年物凄いエネルギーを使ったそうです。マスコット キャラクターを使うマーケティング アプローチは古くからありますが、一般的な犬まで拡げて深層心理をコントロールしようとする、孫さんはやはり天才なんでしょう。澤本さんもかなり天才肌です。最近ソフトバンクのお父さん犬とアメリカ人映画俳優のトミリー・ジョーンズがコラボしてるCMがありますが、あれって携帯の宣伝なのか缶コーヒーの宣伝なのかハッキリ覚えてますか?実は両方あるんですが受け手は全く違和感を覚えてません。全く競合しない商品のクロスマーケティングです。CM見たあと、これはどっちか自問自答してください、不思議な感覚を覚えます。またTOTOの宣伝ですが、ハーレーダビッドソンの座席を便器にしてしまっている宣伝見たことありますか?あれは月に一回しか放映しないそうですが、余りにインパクトが大きく実はWEBでツイッターやフェースブックで追っかけがでて、TVCMしなくても勝手にネットで宣伝効果が出てるそうです。ブラジルで話題になって追っかけがどこの町で見た写真とか出回るので、ワールドツアーを拡げたそうです。だからTVの使い方も変わるわけです。またジョン・レノがドラえもんになっているTOYOTAの宣伝がありますが、あれは何の車の宣伝もしてません。若者が運転免許取らないことに着目して、それをテーマにしてるわけですが、結果として宣伝に使われている車が売れているそうです。それから東京ガスの宣伝ですが、短いドラマのような、2分ぐらいの長いものがありますが、あれも月に一回しか放映してませんが、見る人の記憶に深く刻まれるそうです。東京ガスだとショッチュウ短く宣伝する意味ないですが、実は東電原発に対して、エコキュートを売るに当たり、正面からではなく、ジワット深層心理に訴えている作品だそうです。面白い話でした。

 

 

雑誌FACTA編集長の、今回選挙の予想

2012 DEC 4 11:11:44 am by 鶴田 靖人

先週末のツーランドットは本当に感動しました。福田さにも初めてお会いできて、オープンでいながら散漫さは無く、強い情熱を感じる、お人柄でした。

さて現実社会にもどります。FACTAをご存じの方は多いと思います。オリンパスの粉飾決算を2年にわたって追求した、正統派のメディアです。その編集長の宮嶋巌さんは、中学校からの友人です。その彼から以下のメールをいただいたので、これは複数に送られてますからパブリック・コメントとして、ご披露します。

いよいよ衆院選の公示ですね。
 今月号では石破さんにインタビューしました。ご笑覧ください。
 彼は軍事オタクと言われますが、正確には「法律フェチ」です。
 
 選挙情勢分析(独断)
 自民は230~250議席、公明が20議席強を獲得し、
年内に自公連立政権(衆院過半数)が発足すると見ます。
 自公連立では参院過半数割れですが、維新との連携は、
公明党と離反を招く(来夏の参院選が戦えない)ため容易に実現しない。
 民主党は選挙区、比例区ともに大惨敗し、100議席に届かない。
自公は民主の分裂を誘い、自公+民主の一部が合流して、
通常国会の開幕前に、衆参両院過半数を制する政権ができることを期待します。

 

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