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蛙鳴蝉噪(手帳)

11月末は手帳のダイアリーを入替える時期だ。

私はfILOFAXを愛用している。かれこれ10年近く使用しているので、私の風貌同様   くたびれた黒革の手帳だ。今年1月に書いたデータを読み返すと、「今年こそは丁寧に記入する」という意志が感じられる。でも、今日書いたメモにはそんな気は微塵も伺えない。毎年のことだ。
スケジュール欄がメモになっているページも結構ある。これは怠慢のせいではない。
仕事上の予定はオフィスにあるパソコンのOUTLOOKの予定表を併用しているからだ。予定表は会社の同僚に公開される。だからいつの間にか、出張やミーティングなどが書き込まれてしまう。こまめに手帳に転記すればよいのだが、そこまでまめではない(これを怠慢というのだろうが)。 おまけに情報管理が厳しくなったため、外部の端末から会社のパソコンにアクセスできない。仕事とプライベートの予定が完全に分かれていれば問題は少ないが、サラリーマンの仕事上そうもいかない。
結果として、忘年会の誘いがあっても、「オフィスで予定を確認してから」回答することになる。私の手帳のダイアリーは本来の役割を失い、データを転記する単なるメモ欄になってしまうのだ。困ったことに、データを丁寧に書き写したり、綺麗な字でメモを書くことができない。だから、必要に迫られないとメモを積極的に読み返す気にならない。
そんな非生産的な行動を改めるため、スマホでスケジュールをチェックすることにした。Googleを使用するとパソコンで入力した予定をスマホに同期できる。
ついでに、新聞や雑誌、ウィキペディアだって読めるiPADもトライした(スマホは字が小さすぎる)。遠隔操作でデータを消去することもできる。情報管理も徹底できる。一石二鳥だ。そういえば某証券会社の担当者は手帳を持ち歩くことが禁止されたと嘆いておられた。担当の法人や個人の情報管理(漏洩防止)のためだそうだ。落とすと大変だということか。スケジュールはスマホで管理、新聞や雑誌はタブレット版。チャットはLINEだ。
iPADやスマホを操作している人を見ると、なんといっても格好いい。

先週、2013年版の週間ダイアリーを買った。
先週、駅の売店のおばさんとの朝の挨拶が復活した。
新聞を買って縦に四つ折りにして窮屈な電車の中で読む。
相変わらず手帳のスケジュール欄は予定ではなくメモで埋まるだろうし、オフィスでOUTLOOKの予定表を見る。
そもそも、私は、新聞を一面から順に読まない。見出しをざっと見て面白そうな記事から読む。週刊誌もそうだ。iPADでも見出しはでる。タップすれば記事もでるし、ネットで関連情報を読むこともできる。写真だって綺麗だ。CNNやBBCのビデオも You TubeもOKだ。
紙の新聞を読む時も電子新聞を読むときも、手順は同じフローチャートになる。
でも、電子新聞では何故か面白そうな記事のイメージが伝わってこない。
小説の題名だって、「黒革ケースのiPAD」よりは「黒革の手帖」のほうが読む気をそそる。
私はやっぱりアナログオヤジなのだ。

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  1. 東 賢太郎

    11/27/2012 | 12:31 PM Permalink

    アナログは人後に落ちない者として大変勉強になりました。津坂執行役同様にパソコン予定表は長年会社任せ人任せだったためそれが習慣になり我が手帳は日記帳兼備忘録と化しております。

  2. 11/27/2012 | 1:50 PM Permalink

    手帳が書店に並んでますね。私は毎年高橋書店のNo.75という手帳で通してます。iPhoneとiPadも持ってますがスケジュール管理はやはり手帳の方がやりやすいですね。定年後は手帳もいらないかなと思ってましたがそんなことはない毎日です。

  3. 11/29/2012 | 8:25 AM Permalink

    アナログオヤジって、穴からうなぎ みたいですね

    ・・・あんまり印象的な言葉だったので2,3にちなにかに似てるなーと考えてみたんですが、イマイチ出来がよくありませんでした 失礼しました