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蛙鳴蝉噪 (異常気象)

JR高田馬場駅の発車ベル(駅メロ)は、♪こころやさしい、ラララ科学の子~♪ 鉄腕アトムのテーマソングだ。なんでも、お茶の水博士が長官を務めていた科学省があったこと等が理由らしい。
JRの高架下には、多くの手塚キャラクターが描かれている。お気に入りは火の鳥だ。火の鳥は、その未来編で、猿田博士に「地球は生きている。人間が病気で倒れるように、地球も病気にかかって死にそうだ。」と伝える。最近の気候は、まさにその通りだ。

秋鮭の漁が始まった釧路。ニュースでは、マグロや虎ふぐ、マンボウといった、普段揚がらないような魚が網にかかるという。釧路港は北海道有数の水産物の水揚げ港だ。夏はイカ、秋にはさんま、鮭、冬にかけては鱈、ししゃもで賑わう。学生の頃バイトで訪れた早朝の釧路は、車の中でもヒーターが必要な気温だった。沖合いを寒流が流れているからだ。

しかし、気象庁の海洋の健康診断表によると、8月下旬の日本近海は、微熱が続いているようだった。
http://www.data.kishou.go.jp/shindan/rinji/2013/07/sst20130910.html

「地球上では異なる地域の天候が非常に強い相関を持つことがある」(アメリカ海洋大気研究所)。
テレコネクションというらしい。エルニーニョはテレコネクションの一つだ。アメリカ海洋大気庁(NOAA)のホームページには、5つの現象が分類されている。
今年の日本の天候は、このテレコネクションの影響を強く受けたそうだ。
関東の梅雨時期の降雨量が少なかった理由はこうだ。
大西洋の海水温度が上昇した。
そのエネルギーが、ヨーロッパに異常気象をもたらした。
偏西風を蛇行させた。
そのため、関東地方に大陸の乾いた空気が流れ込んだ。

竜巻による被害も出た。ニュースの映像はまるでオズの魔法使いの場面だ。多くの方々が怪我をされた。7月の東北地方の降雨量は平年比で182%増、しかしその一方で、九州南部、沖縄地方では平年比11%だ。いずれも歴代最高(最低)だ。

日本だけじゃない。前出のNOAAによると、イギリスや北アイルランドでも異常な暑さを記録した。オーストリアでは、1858年以来の降水量の少なさだった。フランス、ドイツでは、夏でも降雪や寒い日があったそうだ。

2020年7月24日からは、東京でオリンピック、パラリンピックが開催される。
地中奥深くでは巨大地震、地下水はストロンチウム、地表温度は41度、空では落雷、ゲリラ豪雨やダウン・バーストが襲う。屋外競技も全天候型ドームで行うことになれば、まるで、火の鳥「未来編」の背景だ。

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