Sonar Members Club No.9

月別: 2014年7月

いつの間にか貧困国

2014 JUL 5 21:21:58 pm by mtsuzaka

日本は国民総所得で世界第三位、一人あたりの国民所得でも第11位の経済大国だ。塾帰りの小学生は、大抵携帯かスマホを操作している。物質的に恵まれていると言っても良いだろう。しかし、OECDが測定する「子どもの相対貧困率」を見ると、そうも言えない。日本の「子どもの相対貧困率」は、15.7%、OECD加盟国34ヶ国中9番目に高い。可処分所得の中央値の半分に満たない所得の家庭で暮らす子どもの割合が、おおよそ6人に一人いると言うことになる。ひとり親家庭に限ると相対貧困率は50.8%とOECDワースト2だ。経済的理由で就学援助を受けている小中学生は155万人、援助率は、15.3%。一クラス40人なら、6人は援助を受けている。ちなみに1997年の援助率は、6.6%、援助を受けていた子どもの数は78万人だった。15年で二倍になった。いろんな理由で、所得の格差が進んだせいだ。子どもの貧困は、結局のところ親の貧困なのだ。今年1月、「子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう」子どもの貧困対策の推進に関する法律が施行された 。現場力の真価が問われそうだ

演技性ですかね

2014 JUL 1 18:18:59 pm by mtsuzaka

世間では嘘と真実の境界が曖昧になってるようだ。いつの時代も、そんなもんだと言われるとそれまでだが、すぐにばれる嘘を平然と発言する人がいて、それを、そのまま伝えるメディアがある。
知り合いの精神科医の先生は、最近、演技性パーソナリティ障害が増えていると言う。本人は嘘をついて人を騙そうと思っているわけではないそうだ。嘘と認識していないから、嘘をつくことは良くないことだと、堂々と発言する。そこまで言うなら本当かも…と、凡人は考えてしまう。
だから、何が嘘で、何が本当なのか分からなくなってしまう。ましてや、戦争中のことや、細胞の中で起きたことなど、専門家でもないので判断しようがない。
国家や大組織までもが演技性パーソナリティ障害のような症状なのだから、なおのこと混乱してしまう。
かく言う私も、酒席で呑んだ日本酒の量は、五合くらい(そもそも覚えていない)なのに、連れ合いには二合と言った。既に私の「過少申告癖」を熟知している「賢妻」は、回答を聞く前にその場からいなくなっていた。

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