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ポンペイ通信 食べ物の続編

2017 JAN 30 18:18:25 pm by トム 市原

 ン!まだ生きて居ますよ。
 腐った卵でも食えるかの人体実験です。
 
 これだけ野鶏が居るので探せばジャングルに有るはずで、ひよこがいつも8匹くらい歩いて居る。でも誰も飼って卵を産ませる人がいない。
 ジャングルに入ったとき、通り過ぎてから気がつき戻ると、保護色の雌鳥がじっと動かず座っていた。近づくと羽ばたいて逃げていった。
10個の卵を持ち帰り、水に入れると7個が浮いて3個が沈む。浮いたのはひよこになりかけているので、元の巣へ戻した。

 ペナンに居た娘の話では町でニセ卵が売られていたそうだけど、どんなのかなあ。
 インドネシアでは中華製の偽米が売られて問題になった、PVC(水道管の原料)で作って味は良かったそうだ。これはポナペでも売られた事が有った。もちろん癌の原因になるので禁止されたけど。
 下水油って知っていますか?もちろん中華製で、レストランの下水管を掘ると内側に黄色い油が蝋みたいに固まっている、それを鍋に入れて浮いた油を売る。ここでも即刻販売禁止になりました。ダンピングヤードで廃棄すると皆持って行かれてしまうので、それからはその場で中身を出してから廃棄したそうです。

 ここではハンバーガーがローカルの店(一坪くらいの)で売られていて、胡椒園へ行く朝はいつもそこで買って車中食べながら通勤していた。ある朝、いつもの様に食べるためにラップを剥がそうとすると青カビが生えていた。帰りにその店にいき、
「おばちゃん、これはカビが生えているよ」
「チョットマッテ(ポナペ語に同じ)」
トレイにある10個くらいを片端から裏返し、やおら「ああ、これダイジョーブ」
 こう言うのに慣れているから腐った卵くらいではびくともしないのかも。
 これらカビ菌、一般の菌類が日本と異なるのだろう。来ポして1年くらいは少しの傷でも膿む事が有る、これは此処のの菌類に対して耐性が無いためと思われる。「これくらいの傷なんて唾を付けておけば治る」なんて粋がって居た人が腫瘍が進み急遽帰国の羽目になった人は枚挙にいとまない。
 概してここの人は「かび臭い、生臭い」の感覚は日本人と異なるようだ。
「かび臭い」にはまるで気にしない。
「生臭い」には釣りをして小魚が掛かると体側に無数の切れ目を入れ、はらわたをすり込み美味しそうに食べる。
 まことにもって味覚の感覚の違いを見せつけられる。

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