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ホークス、5年連続日本一成らず!

2021 OCT 29 0:00:39 am by 中島 龍之

今年も優勝を狙っていたホークスはCS進出できずに、シーズンを終えてしまいました。層の厚さでは優勝間違いなしと思われたホークスですが、何故このような結果になったのか、考えてみました。

原因

原因1.先発投手陣の整備ができなかったこと。

エース千賀が初先発の4/6の登板でケガをし、7/6まで不在だったこと。これが一番でしょう。また、次のエース東浜も故障のため8/13に初登録であったこと。これが大きかったです。

開幕時の先発投手6人は、

1石川 2高橋礼 3和田 4笠谷 5大竹 6武田 だったのですが、

シーズン最後は、

1千賀 2東浜 3マルティネス 4杉山 5石川 6笠谷 となりました。

千賀、東浜が戻ったのは良かったのですが、開幕時の高橋礼、大竹は活躍することなく、和田、武田は年齢、故障もあり時々頑張った程度です。和田には松坂世代最後としてもっと頑張ってほしいですが、体力的に難しかったのでしょう。石川は開幕投手として前半戦頑張って来たと思いますが、荷が重かったですね。結局、後半戦まで先発投手陣整備できなかったことが大きな敗因と言えるでしょう。開幕の先発の中で、高橋礼、大竹は2019年に活躍した投手です。高橋礼は12勝で新人王に、大竹も5勝を挙げ期待の投手でしたが、高橋礼は2020年は開幕不調のため、中継ぎで調整させたものの、最後まで中継ぎで活用しました。今年、先発に戻しましたが調子は戻りませんでした。私の古い知識の中では、下手投げは器用でないので先発完投がよいと思っていたので、昨年の起用は先発壊しの起用だと思っています。工藤監督の大ミスでしょう。大竹については、シーズン初め1回打たれて、その後登板は最後のころ1回ありましたが、感情的すぎる采配と思っています。

原因2 中継ぎ、抑え陣も整備できず

これは、抑えの森の不在、モイネロのオリンピックによる不在が大きかったです。その間、若手をよく使っていましたが、代わる存在まで育てられなかった無策、育成能力が問われるでしょう。私なら、シーズン最後に先発させた杉山を抑えにして、7回岩崎、8回坂東、9回杉山にしたのですが。最後は森が出て来て打たれていたので、今年のホークスは中継ぎ、抑え総崩れでしたね。

原因3 打線が固定できなかったこと。

これには、グラシアルの故障欠場につきます。柳田、栗原、デスパイネ、中村はまずまずだったので、グラシアルさえいれば、と思ったものですが、1人いなくて負けていては監督はいらないですよね。もう一つの誤算は1番周東がダメだったことでしょう。昨年、盗塁の連続試合の世界新と言われて盛り上がりましたが、周東の打力が上がったわけでもないのに、少し打てていたので勘違いしたのでしょう。それは首脳陣も同じですが、打てなければ、バント練習して出塁しろというところです。周東の代わりに起用した三森は最初は良かったものの、あまり活躍できずに終わってしまいました。

ただ今は世代交代の時期でもあり難しかったかもしれませんね。わたしの応援する松田、長谷川、川島のうち、長谷川は引退、川島は戦力外になってしまいました。競り合った優勝争いでは欠かせないメンバーです。計画性のない若手起用では、ベテランも生きないし、若手も育たないということでしょう。若手のなかで、オープン戦から評判だったホームランの打てるリチャードの起用が最終盤になったのも残念でした。松田のあと3塁を守らせる選手だと思います。リチャード1塁、松田3塁で使ったのは良いアイデアと感心しました。

今年は、レギュラーが故障した時に代わる選手の準備ができていなかった、育てられなかったというのが投手、攻撃に共通の失敗でした。

残念な2021年でしたが、故障なしに2022年を迎えたなら、ホークスは優勝を狙える力はあるので、新監督に期待しましょう。

 

 

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