Sonar Members Club No.22

日: 2014年7月30日

オリックス、ちょっとヤバいか

2014 JUL 30 10:10:29 am by 中村 順一

パリーグでは、先週末にソフトバンク対オリックスの首位決戦があった。オリックスは先発投手陣に疲れがたまっており、心配していたが、なんと情けないことに3連敗になってしまった。首位もあっさりとソフトバンクに明け渡してしまった。

オリックスは大エースの金子に疲れがたまり、戦線離脱、前半戦絶好調だった西も最近はどう見てもボールにキレがなくなってきており、出れば打たれる冴えない展開、ディクソンも同じ、この3本柱がすべてダメになってきたのだ。

もともと今年のパリーグの大本命は誰が見てもソフトバンクであり、前半戦の首位をオリックスに譲ったのは意外、という評価なのだろう。打線が当たりだしてきた。昨日の楽天戦では19安打で10点、オリックス戦3連勝の勢いを継続して今季2度目の5連勝だ。シーズン前にかなりの戦力補強しており、潜在力はどうみてもトップ、エンジンがかかってきたということか。

でも昨日のオリックスー西武戦の結果を見て少し安堵した。当たりが止まり気味だった打線が、T-岡田の2塁打、ペーニャの22号2ラン、最後は抑えの平野佳が締めて30セーブ、オリックスのパターンに持ち込んでの勝利だった。

本日の西武戦も重要である。先発が23日の日本ハム戦に好投して勝ち投手になった新人の吉田一なのだ。吉田がこの後も安定して先発ローテーションを維持してくれれば、本当に助かる。金子が復帰すれば先発投手陣もボロボロではない。リリーフ陣は連日の登板で大変なのだが、今季のオリックス首脳陣の戦略のいいところは、リリーフ陣に無理をさせていないところか。平野佳、佐藤達、馬原、岸田、マエストリ、中山、比嘉、と人数も豊富なのだが、1イニングのみの登板の原則を守って起用している。リリーフ陣が崩壊したら、オリックスはそもそも勝負にならない。この起用方針なら夏場も乗り切れるのでは。

しかし、やはりソフトバンクに勝っていくのは大変。日本シリーズで、憎き「成人の日のスピーチ監督」と対決するには、やはりレギュラーシーズンで1位にならないと無理。オリックスでは1勝のビハインドを跳ね飛ばしてソフトバンクに勝っていくのは難しいだろう。

残念なのは、パリーグの試合はなかなかテレビ観戦できないことだ。辛いところ。BS1とBS12で見れるのだが、いつもではない。それでも昔よりはマシか。

東さん、幕張か所沢でオリックスの試合を是非一緒に見に行きましょう。よろしく解説をお願いします。

 

 

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