元祖、山の神、今井頑張った(改訂版)
2015 FEB 22 20:20:21 pm by 中村 順一
なぜか、文章の一部が消えたまま投稿してしまったので、改訂版として再度投稿します。
昨日の東京マラソンは少し面白かった。順天堂大時代、箱根駅伝で2年生から3年間山登りの5区で3年連続の区間賞を取った”元祖、山の神”の今井正人が頑張って日本人トップの2時間7分39秒で7位に入ったからだ。7位というのも情けないが、7分台を日本人が記録したのは3年ぶりだという。30キロあたりでトップからは離されたが、そのあとも結構粘って走っていた。東京マラソンは直線のコースが多いので、優勝したネゲセ(エチオピア)、2位のキプロティク(ウガンダ、ロンドン五輪の優勝者)の競り合いから、少し離れて今井の走りも良く見えた。まるで駅伝を見ているような臨場感だった。笑顔でのゴールが印象的だった。
これで、8月の北京での世界選手権代表の座はつかめるだろう。今井は夏の暑さに強いらしく、暑い夏の北京なら、少し期待が持てる。来年のリオでの五輪にも繋がるかも知れない。ちょっと楽しみになってきた。
最近の日本マラソン勢は男子も女子も全然ダメである。どうしちゃったのか、というレベルである。男子の不調に関し、大学時代に駅伝、特に箱根を重視しすぎることが原因ではないか、大学時代、英雄だった、山の神、今井も、そのあとの柏原も、全然ダメではないか、山登りを重視してしまう、日本長距離陣では世界で戦えるマラソン選手は決して出てこない、などと訳の分からない批判が出てきてすらいた。今井もそんな馬鹿な批判にもめげず、ニューヨークのシティマラソンに参加したりして、今に見ていろ、とすごい努力をしてきたのだ。ダメになるとすぐ極論に走る日本のマスコミの論調を打ち破る意味でも今日の今井のタイムは良かった。7位では彼も決して満足できないだろう。北京での活躍を期待したい。
最近、スポーツ雑誌の”NUMBERS”を読んでいたら、美女アスリートの対談コーナーで、女性アスリートの恋愛体験という興味あるトピックでの対談があった。出席者はマラソンの高橋尚子、スピードスケートの岡崎朋美、競泳の寺川綾である。確かに3人ともなかなかの美人である。そこで高橋尚子は「昔、コーチ陣の一人と付き合いだしたんですが、すぐにバレテしまいました。でもコーチと付き合うことは、自分が練習を頑張っていくためにいい影響をもたらすんです。」と言っている。また寺川綾は「競泳の選手は結構選手同士で付き合うんです。」とコメントしていた。そういえば最近結婚した彼女の旦那は競泳選手で、できちゃった婚であった。3人ともマスコミを気にしない、風格が感じられ好感が持てた。
金メダリストの高橋尚子は別格としても、是非、今井には周囲の雑音は気にせず、頑張ってほしい。今井がリオでメダルでも取れれば(ついつい期待してしまう)、今後の箱根駅伝も大いに盛り上がるだろう。まずは8月の世界選手権です。
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東 賢太郎
2/23/2015 | Permalink
おっしゃる通りと思う。「箱根で山登りを重視してしまうと世界で戦えるマラソン選手は出てこない」など負け犬の遠吠えであることを実証してくれた。今井にはもういちど国民的英雄になってほしい。