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メロ・ハマヤ再び

2019 APR 4 21:21:41 pm by 西村 淳

今年の1月に小樽の可否茶館にコーヒーを注文しようとネットショップを見ると、メロ・ハマヤがない・・・・。そういう時期もあるかとも思いつつ電話をかけてみるとメロ・ハマヤは終わりましたとのすげない返事。以前に注文したモカを仕方なく飲んでいたがやはりメロ・ハマヤの味が恋しい。この名前をダメもとでググってみると同じ小樽で喫茶店をやっているじゃないか!?カフェ・ミ・カーサという名前でハイチの絵を飾っている。おお!ここだここ。素人っぽいHPながらきちんと豆情報も載っているし、地方発送も。そうか、小樽から見ると東京は地方になるわけだ。喜び勇んでその足ですぐに電話。ハマヤさんの奥様が電話口に出られて大変丁寧な対応をしていただいた。そうなんです、可否茶館さんとは契約が切れました・・でも直接注文が勿論できます。との言葉に選べる4種類の焙煎から2番と3番をそれぞれ400gと600gをオーダーした。
メロ・ハマヤのクオリティの高さは少し入りの浅いNo.2、慣れ親しんだ味のNo.3とも十分すぎるほどの魅力がある。アラビカ種のティピカとはコーヒーの原種の一つで病気に弱く生育にはとても気を遣う物らしい。ただ、原種が交配を重ねて病気に強いものを作ることに成功しても大切なものを代償として差し出さなければならない。それはどんなものでも同じことかもしれないが、メロ・ハマヤを口にして雑味のない、ほとんど完璧ともいうべきそのバランスの良さに感動しながらそんなことを考えてしまった。そして何とネットカタログの一番下にピーベリーが載っている!!ピーベリー、普通コーヒーの種子は半分に割れておわん型なのに対し、何かの拍子に丸い形のままで生まれてくるものがわずか数パーセントあるらしい。球形なので焙煎時の熱の伝わり方が均一になると説明されているが、その味はメロ・ハマヤ‐ノーマルフォルムに比べ一段と洗練されたものとなっている。透明感という言葉がふさわしいかもしれない。

この経験は特別な喜びを、人生に刻む。ああ、コーヒー党のベートーヴェンに是非飲ませてあげたかった。
19歳で海を渡りドミニカの地でこの宝石のようなコーヒーを生み出したハマヤさん。濱谷さん、決して若くはないでしょうし今がもしかするとこのコーヒーを入手できる最後のチャンスなのかもしれない。そして原種としてのティピカそのものも近い将来地球上から消えてしまうのかもしれないのだ。
小さな出会いかもしれないが、私の残された人生に一筋の光明を与えてくれた。北海道に行く時には何を措いてもカフェ・ミ・カーサを、ハマヤさんを訪ねずにはいられない。

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