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新春架空座談会 (帝國陸海軍編)

2014 JAN 10 14:14:49 pm by 西室 建

西室「皆様、お正月です。改めまして本年も宜しくお願いいたします。本日は先の大戦を戦われた皆様にお集まり頂き、平和を祈念しつつ、大いに反省と我々への叱咤激励を頂きたいと思います。まずは戦後も存命されました牟田口閣下、インパール作戦はその後大変に評判が悪うございますが。」

牟田口廉也「またその話か。もう喋り飽きた。大体私が立案したことになっているが、チャンドラボースの口車に乗ってインドまで行けと言ったのは東条閣下以下大本営の作戦課である。」

西室「しかし現地でもかなり批判があったと聞いてます。こんな戯れ歌がはやりました。『牟田口閣下の好きなモノ、一に勲章、二にメーマ(ビルマ女性)、三四が無くて五にブンヤ(新聞記者)』。」

牟田口「バカモノ!制空権もないところまで行くのは初めから無理があるに決まっておる。英軍元中佐のインパール作戦に対する高い評価を知っとるのか!どいつもこいつも陸軍の悪口ばかり言いおって。」

西室「イヤッ、そういうつもりではありません。阿川弘之さんの作品やOBの活動で海軍は評判がいいですが、実際にはミッドウェー以後、殆どが負けです。」

山本五十六「初めから2年は暴れてみせる、と言っただろう。あれはミッドウェーで勝った後に講和に持ち込むハラだった。」

山下奉文「長官、南方での悲惨な戦(いくさ)ばかり言われますが、我が陸軍は支那大陸においては無敵でしたぞ。」

西室「確かに、大陸での大規模作戦は50回くらいですがほぼ負け無しと言っていいでしょう。ノモンハンでさえ発掘された旧ソ連の内部資料では引き分けぐらいだったようです。逆に海軍は」

山本「うるさい!アメリカ相手に勝てると思うようなバカは海軍にはいなかったんだ。おかげで僕は右翼に狙われた。」

山下「長官の幕僚に問題があったのでは。」

山本「黒島君のことを言っておるのか。確かに変っておったが、真珠湾は彼の発想に負うところ大だった。」

西室「黒島参謀ではなくて南雲・栗田・井上といった諸将は戦闘においてはこれはチョットと言わざるを得ないですね。」

米内光政「キミ!口が過ぎるぞ。キミは。確かに井上中将はコーラルシーで大負けだったし、栗田君もあの反転はまずかった。返す返すもミッドウェーで山口多聞が戦死したのが痛かった。」

西室「失礼いたしました。山口さんのことはアメリカも評価していて山本長官の後任と目していたようです。ところで石原閣下は戦中は退役されていましたが、最終戦争論を執筆されましたよね。」

石原莞爾「そうそう。僕は東条に睨まれていたからな。牟田口、貴様が盧溝橋でやり出した時は慌てたぞ。」

牟田口「ああ挑発されてはどうにもならんでしょう。閣下の満州事変の方がずっと危なかったはずですぞ。張学良軍は23万人もいたんですからね。石原中将の手下の関東軍は確か1万そこそこでしょう。」

山本「あれのおかげで結果として対米戦争まで行くことになったのだから。」

石原「それを言うなら米内さん、上海事変の時は先頭に立って拡大させたのはあんたでしょう。大体海軍さんはミッドウェーのメチャ負けを隠し通した。」

米内「そっちだってノモンハンは負けだった、とは言わなかったじゃないか。」

山下「さっきも西室君が言ったように実態は我が部隊が攻略したエリアを考えると引き分けでしょう。」

西室「その後更に発掘されたヴェノナ文書などから、盧溝橋はコミンテルンの陰謀が絡んだ、とする説が最近出ています。しかし牟田口閣下はご自身の功績である旨の発言をされていますが。」

牟田口「お前は何だ!海軍の回し者か!コミンテルンのスパイなんかアメリカ中枢にだって百人以上いたんだろ、そのナントカ文書によると。」

山本「牟田口!その言い方こそ何だ!大体盧溝橋からインパールまでみんな貴様が出張ってるじゃないか。」

西室「宮崎中将はそのノモンハンからインパールまでほとんど負けてませんが・・。」

牟田口「あれは例の服部卓四郎と辻正信のコンビが引っかき回した結果だ。宮崎君は本当によくやったが、いかにも死傷率が高い。補給を絶たれたのは陸軍というより海軍のせいだ。ガダルカナルがそうだ。まさか海軍が全滅に近い状況まで負けるとは思ってもみなかった。大和なんか自慢の砲が的に当たったことがないそうじゃないですか。」

米内「貴様どうしても海軍の悪口が言いたいのか。」

西室「大和の運用についてはその建造も含めて初めから問題はありました。特にミッドウェーの時に何のために戦場から300浬も離れた海域にいたのか、作戦上の謎です。」

山本「あれは真珠湾で浮かれすぎた源田が『赤子の手をひねるようなもんだ。』と言いだして始まったんだ。草鹿だってそうだ。」

西室「しかし、機動部隊の参謀からは準備不足は否めなかった、と戦後に反省意見が出ています。」

米内「実情も知らん奴が後から言ってみただけだろう。ウソをついた奴は海軍にもいたさ。大本営発表ほどひどくはないが。」

石原「米内さん、お互い維新の賊軍同士でしょう。私は庄内、山本長官は長岡。あなたは南部じゃないですか。」

西室「牟田口閣下は肥前ですが・・・。」

山本「見りゃ分るよ、佐賀の奴等。受験秀才みたいな奴ばかりだ。」

米内「御聖断の時の御前会議なんか九州の奴ばかりだった。鈴木総理の関宿と後はワシだけ。」

石原「阿南大将は立派に腹を切ったがな。」

西室「石原閣下は東京裁判で『それならここへペリー提督を呼んでこい。』と発言されてアメリカ側を唖然とさせました。」

石原「当たり前だよ。今頃になってアメリカにおびき寄せられて真珠湾をやったって言うことが言われ出してるんだろう。ワシャみんな分っておった。」

山下「石原さんの言われるのも分るが、最終決戦は地上部隊の大会戦という形はあり得ないんじゃ無いですかね。別に海軍さんの肩持つわけではないですが。僕なんか海軍さんとは仲良かったですがね。」

山本「ラバウルを要塞化したら敵さんに素通りされた。あそこは今村・草鹿が一緒にやってた。栗林君はひどい目に会ったがね。」

西室「B29を飛ばすために遮二無二潰しにかかってきましたからね。ただ、被害は米軍も甚大でした。」

山本「大体陸軍は、やれ皇道派だ統制派だ長州閥だバーデンバーデンだとまとまりが悪すぎる。」

●●「そっちだって条約派だ艦隊派だと盛んにやってたじゃないか。」

△△「南部仏印進駐が余計だった。」〇〇「関東軍くらい押さえりゃよかったんだ。」▼▼「バカヤロー王道楽土だったのをお前等がブチ壊したんだ。」

西室「,皆さん、落ち着いてください。」

⊿⊿「貴様!統帥権干犯だぞ。国賊め。」◆◆「そもそもドイツが降伏したのが悪い。」☆☆「ルーズベルトを呼べ!」□□「そういう(ピー)は軍令部長とも口も利かなかったんだろう。」■■「(ピー)は何をやっていたんだ。戦時中は。あれだけ煽っておいて」××「海軍だって(ピー)を見て見ろ。戦後は進駐軍にペコペコしやがって。」■■「ナニ!賊軍のくせに。何を言う!」◎◎「うるさい!貴様だってその前の関ヶ原では負け組だろーが。」「オレはそもそも源氏だ。」「ワシは平家だ、文句有るか。」〇×▼△■★「(ピー)(ピピピピーーーー)(ピーー)。」(とても載せられない)

西室「みなさん、戦争はやめましょう。」

 
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Categories:架空対談

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