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謹賀新年 松の内 (今年の予言)

2015 JAN 6 19:19:45 pm by 西牟呂 憲

 2015年である。元日は何故か4時頃に二日酔いで目覚めた。大晦日に親父・私・息子で飲み過ぎたからだ。この三代で年末に喜寿庵にいることが多いのだが、以前は総合格闘技だのアントニオ猪木だののイヴェントばかり見て飲んでいたので、息子は長い間紅白歌合戦を知らなかったそうだ、初めて聞いた。
 そして初日の出を見て思った、さあ今年はどんな年かなぁと。

 去年振り返りで書いた時は ① ウクライナ問題 ② イスラム国 ③ 韓国経済 がキーになると見立てた。これすべて日本に様々なファンクションを通じて効いてくるはずだ。
 ウクライナ問題によって制裁を受けたロシアは原油価格の下落とともに相当こたえている。すると必然的に中国に引き寄せられてしまい、これは極東エリアのバランスに影を落とす。両国は日本の抱える領土問題の当事者なのだ。G7の一員でもあり、制裁側に居る日本としてはスリ寄って行くわけにはいかないところで、楔を打ち込みたいのだが。

 そしてイスラム国。筆者の予測ではジャーナリストを殺された欧米は今年前半には地上軍による介入をせざるを得ないと睨んでいる。反対勢力への武器供与で失敗し続けるのではどうにもならず、サウジ(スンニ派)イラン(シーア派)そして何といってもイスラエルがそれぞれ思惑を振りかざす。何しろテロが国是のような傭兵集団のようなものを認めることなど有り得ない。このときアメリカが我が国に何を要望するのか。折しも集団的自衛権の閣議決定をした後である。

 一方先に日本との首脳会談を中国にやられてしまい、セウォル号事故、産経新聞記者起訴、ナッツリターンと続き、慰安婦外交ですでに国際的にもうんざりされてきた韓国が経済的にガタがきたらどうなる。SMCメンバーの記述にでてくるような良質のパートナーには妙な言いがかりをしてくるような輩はいないが、個人的に両国関係が今より良くなるとは考えにくい。
 それよりもおかしくなって中国に頼り切った頃、北の例の国が本当に暴発してしまわないか。その時弾けるのは38度線よりもむしろ鴨緑江あたりじゃないか。
 ところでヘイト・スピーチは『橋下・桜井』会談や、又反ヘイトスピーチ集団『レイシストしばき隊』などを見るにつけ一般人の賛同が得られているとも見えない。ただ韓国が毎日やっている反日デモ・スピーチに比べればどうってことは無いように思える。

 これら外交を我が安倍政権は巧みに、強かに、重層的にやらなければならない。国内的にも集団的自衛権の法整備をガンガンやっていくことになる。信念を温存しつつ微妙なシグナルをキャッチして欲しい。

 経済は好転すると考えている。10-12の数字は前回の足を引っ張る要因の一つ、在庫の返り(通常の在庫状況になること、前回は需要減を見込んで消費財を減産していて数字が下がった)が効いてそこそこになる。国債は下がらない。国債のマイナス金利というのは金を払ってでも安全な資産が欲しい、ということと解釈しているが、日銀が買いまくるので市場にあまり出なくなったからか。
 賃金も上がる。本気で設備投資するのも今年から。
 一方で格差なんか絶対に縮まらない。社会格差というのはアメリカや中国にあるもので、日本にはない。少し前はフリーターなどと言われていた層が開き直っているだけで、政治で解決出来る話では無い。資本主義を健全に運用すれば競争優位は常に内在するので理論的に常にあるに決まっている。『入れ替え』が可能かどうか、その自由度を確保することが『政治』のやることで、格差があるとか無いとか議論したって無駄だ。
 又、大企業ばかりに風が吹き中小企業は恩恵を受けていないとことさらに言われる。しかし中小企業はほとんどがオーナー企業でそもそも成長なんかする必要はない。細く・長く続けることが経営の目標だろう(革新的経営者は別にして)。従って意思決定や業績評価のスピードがどうしても上がらないので、恩恵を直ぐに受けられるわけがない。一人でやっていれば話は別だが。

 しかし祝日はもう少し減らしてはどうか。今年は春と秋に5連休が2回もある。ホワイト・カラーの生産性は落ちる一方だろう。そもそも祝日だらけになったのは、経済的に勝てなくなったアメリカが押し付けた陰謀だったりして。高度経済成長の時は5月もせいぜい飛び石連休だったし、土曜日も午前中まで働いていた(私は経験してないが)。休みだらけになってバブルが弾け、デフレとなったという相関はないだろうか。識者の見解を伺いたいものだ。

 念の為私はマジメに働きますよ(今年こそ)。

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Categories:2015年

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