Sonar Members Club No.36

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マイナー・ソング・メモリー

2015 JUN 12 23:23:26 pm by 西牟呂 憲

image[2]可愛い人よクリックして下さい。

 この題名と曲を聴いて『ワァッ』と青ざめる人、気持ち分かります。恥ずかしいんでしょうね。クック・ニック&チャッキーという得体の知れないコーラス・グループの歌です。70年代の頭頃、クラブ(ブ↑と発音)がまだディスコと呼ばれた時代にその空間だけで大流行した曲です。当時はテキトーなディスコが六本木以外にもそこら中にあって(赤坂・新宿・渋谷・吉祥寺にも)それぞれのハコにプロみたいな踊り屋がフリを付けてました。因みに渋谷にあったブラック・シープというハコでダンス・チームをやっていたのが安室ナミエの亭主だったサムさんです。
 この曲に限っては東京中どこでも同じフリで大人気でした。掛かった途端にドッとフロアに人が飛び出してきて一斉にやりだすのは壮観というか何というか。
 新宿に『ゲット』というかなり有名なディスコがあって、あるスジでは結構ヤバい店でした。この歌を歌った一人、ニックこと岡井さんのお店だったと聞いたことがあります。しょっちゅうケンカの起こるところでしたけどね。一度黒い蛇腹にガンガン・リーゼントの国士舘高校生が制服のまま来ていてギョっとしたことがありました、彼らステップは上手かった。天下御免の士舘坊は酒もタバコもおとがめなしで、大した貫禄でしたね。
 それでこの歌、ディスコでは東京中で掛かっていましたが不思議なことに世の中では全くヒットせず知名度は低い変な曲でした。作詞阿久悠、作曲大野克夫という豪華コンビなのもケッタイというかよくそんなギャラが払えたなと驚きです。尚、レコードのB面は大ヒット・オールーデイズ『Oh Carol』の替え歌というふざけた作り。
 さて『可愛い人よ』で驚いた人、この曲も聞き覚えもあるでしょうゲット・レディ 。これもディスコでは毎晩かかっていましたね。こっちは少しは巷でも聞かれて、フリは単純で誰でも踊れました。

 躍り疲れて照明が落ち(元々暗いが)スローになります、お待ちかねチーク・タイム。ジュ・テーム のイントロが始まるとお相手のいる奴等は大喜び。野郎ばかりで来ているガキ共は舌打ちしながらテーブルで酒をガブ飲みです。なにしろそういう所に女同士で来るケースはまず無かったのですねぇ。男女団体で来ているグループはお目当ての娘と踊れるかどうかの熾烈な争いが起こっていて殺気だっていました。
 こっちが5人で女3人のグループをナンパしようとして仲間割れを起こし、薄っぺらな友情が一瞬で破れたことはありましたね。このとき何のキッカケだったか忘れましたが、何故か英語縛りにして全員日本語が分からない演技をし続け収拾がつかなくなりました。元々語彙が不足していたこともあって終いにケンカになりバレてせっかく引っ掛かってくれた女の子があきれて帰ってしまった。バカでした。

 それはさておき他に『青い影』とか つのだひろの『メリージェーン』も人気のチーク・ナンバーで、こちらはそこそこヒットしました。
 フロアではバンプやハッスルが流行りましたね。

 ところで、巷の人々が今更取り上げない曲やら歌やらを秘かに愛好するのは何か情報を秘匿しているような楽しみがあります。先日古い仲間と飲んだのですが、お店にギターが置いてあって自由に弾いていいらしい。すると仲間の一人がギターを掴んだ途端に大昔の吉田拓郎を歌いだしました。それも彼が聞き込んでいたアルバムの中の売れてない曲で、確か『全国吉田町のナントカ』という内容です。その場に5人いたのですが、それから『この歌は知らないだろう。』とばかり売れない曲の演奏会となりました。僕は南正人という人の『横須賀ブルース』というのを演ったのですが、やはり誰も知りませんでしたね。
 どなたかご存知ですか?
 
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カラオケも楽し (今月のテーマ 空)

 
 

 

Categories:オールド・ロック

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