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アメリカ・中国・南北朝鮮、そして日本

2016 MAR 22 7:07:25 am by 西室 建

 水爆実験や弾道ミサイルに頭にきて軽薄なブログを書くとあまり考えていないのがバレるので(もうバレているだろうが)ひと月インターバルを置いた。国連安保理がノタノタしている内にケリー国務長官と王毅外務大臣の米中会談が行われた。
 筆者はこの会談で再び両国が取引し、日本には知らせず韓国・北朝鮮を蚊帳の外に置き、秘密に手を握ったと見立てている。それが何なのか。

ケ)南沙諸島の『航行の自由』作戦は継続中でイージス単独でやる、ただし護衛潜水艦部隊は潜行させない。非難声明を強硬にしても構わない。アメリカのメンツを守れ。それからコリアだが、我々も北を潰そうなどとはしない。
王)それはわかった。我々もホトホト手を焼いている。制裁は取り合えずある程度の事はしよう。だが一つだけ頼みがある。日本を調子に乗らせないでくれ。そこで相談だが。

 こんな感じでやったに違いない。つくづく思うのだがアメリカにも中国にも韓国にも信頼できる友人はいるが、こうもパズルのように複雑になると国家間での約束事は当てにならないのではないだろうか。日米同盟の帰趨が心配だ。大陸・半島に至っては国家としての振る舞いがひどすぎるので、個人的に不愉快であり付き合うつもりはない。
 米中は昔から裏で繋がっている。それは地政学上、日本が間に挟まっていることも大きい。日本があまり力を持つ事を両国とも好ましくないと思ってい上に、日本を叩いている限り両国は協力できるからだ。
 G1の一極であったアメリカは現在大統領選挙の真っ最中だが、外交についての議論は全く盛り上がらない。というかトランプ効果で強硬論の品評会になってしまい、冷静なアピールがない。共和党はあんなではなかったはずだが(私は自称リパブリカン)今更手遅れだ。
 消去法でヒラリー氏になったところで彼女の本質は中国贔屓(亭主の影響か)。尖閣は安保の範囲内とは言ったものの、大統領になったら手のひら返しも在り得ると覚悟しなければ危ない。

 最近の言説で、主にヒストリアンと呼ばれる保守系の論客がアメリカの内向き姿勢について言う事がある。過去の世界大戦の直前にそっくりだと。
 台頭する新勢力、現在は国家としては中国に甘く対峙しているのが良く似ている、と。これはかつてのヨーロッパを席巻したドイツ、そして(自衛の意味合いが強いと私は思うが)よせばいいのに大陸に深入りした日本に対し、当初日和見的に対応して混乱を拡大させたことを言っている。
 それだけではなく、中東に手を入れたために執拗にテロの標的にされてもいる。
 ここでアメリカが場当たり的に対処して、中国と密約で妥協する可能性は非常に高いと危惧する。

 中国は経済が液状化している。西からのISのプレッシャーも来る。但し日本は経済的には仕掛けない、仕掛けられない。今更断ち切れっこない。おまけに中国は潰れない。イザとなれば自国民の1~2億人を苛め抜いて平気なお国だ。
 北は内心では中国と憎しみ合っているがアメリカからも無視される。この段階では敵の敵は味方とはならないし、三代目は予測不能。 
 南は日本に擦り寄るしか手立てはないはずだが、世論とマダムはそれを許さない。日本からはもはや手は差し伸べない。スワップ要請も受けない。何の国益にもならないからだ。大陸と違い日本経済も大して困りはしない。

 するとどうなる。日本が孤立してしまうではないか。
 そう、日本独自で毅然とする瀬戸際に立っているのではないか。覚醒せよ。

 米韓合同演習はかつて無い規模で、特殊部隊まで投入し猛烈な圧力をかけたら北は又ミサイルを撃って見せた。北は合同演習をやられると、対応するために部隊展開をせざるを得ない。演習をしたとも伝わったが、これは大量の油を使うのでホトホト困っているはずだ。もはや手立てがなくなっていることを如実に表したと筆者はみている。18日に撃って(1弾は失敗したらしい)昨日もまた予告なしに撃った。
  しかし、いくら撃っても誰も相手にしなくなったら再度の核実験はやるという予測はつく。危ないぞ!

 ここで考えは飛躍する。国境の近い国は他にもあるではないか。ロシアと台湾である。
 いじらしくも独立の気概をみせて新政権を選択した台湾。苦境にありながらも図々し振く舞わざるを得ないロシア(クリミア・ウクライナでの振舞いは全くいただけないが)。賛否両論あるであろうが、不思議な事に安部総理はこの両国のトップとウマが合うらしい。常に緊張を強いられる国家のトップ同士が会談するときに、作り笑いでない表情を見せられる関係というものは構築しようとしてできるものではない。大国アメリカのオバマ大統領がサシでプーチン大統領とシリア問題で通訳のみの会談の映像を見たが、プーチンにいいようにあしらわれていたように見えたではないか。

 プーチンとの会談を整中の安倍総理の次の一手が見えて来る。ロシアは北の国とも国境を接しているのだ。

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Categories:2021年の安寧

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