花盛りの喜寿庵 追記の追記です
2017 APR 23 14:14:13 pm by 西 牟呂雄
染井吉野のように密度は濃くない、言ってみれば”儚げ”な花をつける地元の呼び方でフジザクラです。
正式にはマメザクラと言うそうですが、呼び名の通り富士山の近くに群生する野生種の、これでも桜。
あまり大きくならず、春先に咲いてもなぜか一人だけ悲しそうな子供に見えてしまうところが健気です。
そういえばその昔に山梨出身の富士桜という四股名の相撲取がいて、毎場所ライバルの麒麟児と火の出るような突っ張りあいをやっていたことを思い出します。
これは片隅に咲いた桃の花で、紅白の花をつけることから”源平”と名付けられています。
むかーしからある桃の木ですが、ここ数年の大雪で上の方の枝が折れてしまいました。
それでも根元近くに必死に咲いてみせました、ガンバレ。
今更肥料をやってもダメかな、ごめんね。
桃は普通ピンクの鮮やかな色ですが、中にはピンクになりきれずに咲いてしまう遺伝子を持つものがあって器用に咲き分けるのだそうです。
手作り花壇に今年は一杯咲いた水仙です。
ただ、黄色い花がワッと群れているとこちらの気分によっては少しうるさいので、代表して一番の器量良しをパチリ。
これでもドッサリ雪の積もった長い冬に耐え抜いた根性者ですよ。植え放しにしていますが、勝手に増えてくれます。エライ。
ところで水仙の球根にはアルカロイドという物質が体積して、誤飲すると中毒症状になります。タマネギに似ているので毎年10人くらい間違える人が後を絶ちません。
くれぐれをお気をつけて。だけどタマネギだと思って球根を掘り出すのだろうか。
藪の奥まったところで見つけました。ボケの花。
人目につきにくい所にこそこの鮮やかさなり。
明るい光の中では淡い色が映えるでしょうが、木陰には原色というのが和の心っぽいのかも。
ちなみにインドではこうは行きませんね。
そして残念ながら今年は満開には間に合いませんでした。散り始めて少し葉が出てきた枝垂桜です。アッこれは庭ではありません、菩提寺の名物です。
今年はデータを取るとやや暖冬だったそうです。僕自身は全然そんな実感は無く、寒い思いをしていました。今年はいいことが、との思いは二月に既に撤回しましたし。
これらの花もすぐにムクムクと湧き上がってくるような黄緑色の新芽に埋め込まれてしまいます・・・・。
さて、次は藤の花でも楽しみに。
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連休も花が沢山です。
追記の追記です。