雪ニモマケズ
2018 FEB 24 12:12:41 pm by 西 牟呂雄
今年も雪は首都圏に大混乱を起こした。時に高速道路に閉じ込められた方々は大変だったろう。福井の方はもっと酷くてハラハラしたほどだ。
それに比べればではあるが喜寿庵も大変、週末に寒いのを覚悟して飛んで行った。
積雪はまぁ20cmくらいで、踏みしめながら屋内に入ると驚いたことになっていた。あらかじめポタポタと滴らせておいたのが蛇口からはつらら、洗面台は排水溝が凍ったようで氷溜まりになってしまった。トイレはヒーターで大丈夫だったがお風呂のお湯は直ぐに出なかい。
暖房をガンガンかけて外の雪でお湯を沸かし(ガスは無事)蛇口や洗面台にかけて溶かす。水が通った時は山荘が生き返った気がした。
平昌オリンピックをやっているが、4年前のソチの時にはこのあたりに1m以上も積もってしまい、全県交通がマヒして閉じ込められて遭難しかかったがこんなに凍ったりしていない。あの大寒波襲来でマイナス17度まで冷え込んだそうだ。北海道の人から見れば大したことは無いのだろうが、この辺りではライフラインに支障をきたすのだ。
それから2週間経って行くとようやく溶けて(この庭を雪掻きなんかしたら体に悪い)土が顔を出していた。
そして見回すとあんなに積もったのに早くも福寿草がピョンといった感じで咲いた。
季節が巡るとはこういうことか、と思った途端思い出して奥のネイチャーファームまで急いだ。
去年、冬を越せる作物だと知りニンニクを5株ほど植えたことをすっかり忘れていたのだ。埋もれてしまってヒョットしたら全滅しているかもしれない。
残雪を踏みながら行くと、午後からの日当たりの良いファームはすっかり溶けていた。
オーイ。
すみっこの方に駆け寄ってみると・・・・オォ!
さすがにスクスクとはいかないが、枯れずにヒョロッと生きているようだった。
思わずアングルは良くないが接写したのがこの写真である。
ほかの4株も同じように寒い風に吹かれていた。
僕はなんともうれしくなって語りかけた。
「お前たち、あの寒さを良く耐えてがんばった。春先に収穫できたら充分に味わってやるからな」
(念のため口に出して言ったのではない。それではアブナイおじさんになってしまうから)
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Categories:和の心 喜寿庵