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季節外れの筍採れました

2018 MAY 13 19:19:00 pm by 西 牟呂雄

 伐採後の開墾に疲れ切って昼メシがてら温泉に浸かったら全く労働意欲を失った。
 裏木戸の周りは竹が沢山あったがこれもバッサリやった。
 夕方にはチュンチュンチュンチュンと騒がしかったが、雀のお宿を奪ってしまったのだろう、夕方は静かだ。奴ら今頃どこにいるんだろう。

小さな収穫

 と足元を見やると筍がピッと頭を出している。
 チョコッと顔を出したタイミングで地中30cm位を掘り出すのがコツで、旨い筍が採れる。
 これを筍ご飯にでもしようかと思ったが、アクを抜いてワカメを買ってきて澄まし汁にした。
 ワカタケ汁と言うそうだ。チョットいい。
 
 ところでその筍を掘った時、ワッと足が止まった。

子モグラだった

 地面に黒い染みが出ているように見えた。
 真上から写真を撮ったのだが、僕の影の上、石の下あたりに写っている黒い小動物が動かずにいる。
 ドブ鼠?死んでる?
 そうっと除き込むと図体に対して大きくてしっかりした爪がある。
 モグラの子供がコロッと死んでいた。
 モグラとは芝生にポコポコ穴を開けてしまうので、何年も戦って来た。
 水責め、灰の流し込み、細い竹の打ち込み、と色々やった。一度は水責めの時に飛び出してきたこともあった。
 目下のところ芝生での戦闘は我が軍優位に戦況が進んでいるが、敵は主に夜中のゲリラ戦だから作戦の全貌が読めないのだ。
 突っついてみるともう小さな蟻にたかられて絶命している。このまま土に返してやった方がいいのか、或いはこの辺のノラがどうにかするのか判断できない。
 結局戦い続けている相手に敬意を表して埋めてやろことに。『敵にはあれど亡骸に花をたむけてねんごろに(軍歌 討匪行)』の通りに弔った。

血と汗と涙の開墾

 それで開墾はどうなったかというと、かの屯田兵や満蒙開拓団もかくや、というほどの苦労を重ねてこの花壇に毛が生えた程度の畑ができただけ。
 これでは元に戻るのに2~3年かかりそうだ。
 Jマートに行くと、季節外れのジャガイモの種芋が半額だったのでダメモトで買って植えた。
 他にピーマン・ナス、3年続きで失敗したキュウリの苗。
 申し訳程度に植えて水をやってはみたが・・。
 思えば肥料も何にもやらずに放任しているのだからこいつらも野菜界の不良になってしかるべきだ。
 
 1年おきに大きな実をつけた栗の木も切り倒してしまったし・・・。

 スターダスト・フラワーが押しくらまんじゅうをしているように花を付ける。
 この花が咲くと梅雨が近くなって、水仙、紫陽花が咲く季節になる。

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Categories:和の心 喜寿庵

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