ゴルフ 自分との戦い
2019 SEP 24 7:07:04 am by 西 牟呂雄
7月は土日のたびに雨、8月は台風とメチャクチャな暑さ、9月の連休になってやっとゴルフをやる気になったが、連日やるのは体力がない。それが僕のホーム・コースは薄暮プレイと言って午後2時ころにスタートできればハーフやらせてくれる。中央道は秋の観光シーズンは大渋滞して都心からのプレイヤーは時々ひどい目に合うことになるが、喜寿庵からは10分だから天気が良い日は込み具合を聞いて、それではチョイト、という感じで行く。一日拘束されないのがいい。
ある日に至っては、たまたまエア・ポケットのように空いていて一人ですぐに出られた。前はもういないし、後ろも来ない。せっかくだから2発打ってみよう、とカラー・ボールも準備してイエロー・ホワイトとショットすると、オォッなかなかいいではないか。
その後イエローはバンカーに入れ、ホワイトは大きく右ラフに入り共にスリー・パットしたため共にダボとなる。スコアカードを書く段になってフト考え、イエローをニシムロA、ホワイトをニシムロBとした。
次に至ってイエロー、即ちニシムロAがパーを取った。Bはまたもやダボ。
お次はここの名物ホール。左打ち上げのドッグレッグに三段バンカーという非常に厳しい仕掛けがあって、僕の腕では絶対にダボしか狙えない。
AもBも慎重に慎重にそのバンカー下に運んだが、Aはボールを上げつつも距離を考えてクリークを、Bは安全を考えてサンド・ウェッジで右側の広いエリアに出そうとした。それが結果は逆に出た。Aのクリークはスライスし、Bのサンド・ウェッジはバンカーに入れた。Bはそのボールをバンカーからホームランして(砂に触らない大ナイス・ショットでグリーンの先の斜面までオーバー)7打。Aはボギー。Bは2ダウンした。
何故かここから熾烈なホールマッチになってしまった。不思議なもので打っているのは僕一人なのだが、AとBは互いの裏を掻くように対照的なプレーを選択する。Aがドライバーを振り回せばBはスプーンを選び、何故か距離はほぼ同じ。寄せにAはサンドで上げるがBは7番アイアンで転がす。
6ホール目まででAが3アップしていたのだが7番でOBを出した。Aは悔しがるが、Bはせせら笑ってパーで一つ勝つ。
お次はロング。Aはドライバー・クリーク(ダフり)・クリーク・サンドウェッジ(バンカー、乗らず)・サンドウェッジと5オン。Bはスプーン・スプーン・5番・7番でオン。更にグリーン上でショート・オーバーの3パットでついにAが切れた。Bは2パットでボギー、1ダウンまで追いついて来た。Aは怒り狂いBは燃えた。
しかしこれ、考えてみれば(考えなくても)僕が僕と戦っているのだ。そしてどちらも僕がやっているのに例によって球筋は定まらない。従って右奥のラフから左端のバンカーまで歩かねばならず、グリーンの周りでグルグル回る。これは倍以上疲れる。焦っているのもせせら笑っているのも自分自身だ。
ラストのショート・ホールでAは強烈な、OB、を打った。哀れ谷底に吸い込まれるボーールを見て(イエロー)僕はAを退場させた。因みにこの時点ではAの方がスコアは4打良かったが。
アホらし。でもあしたもやろうかな。
(結局一週間後に又やりました)
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Categories:春夏秋冬不思議譚