Sonar Members Club No.36

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油壷湾へ

2022 AUG 1 6:06:57 am by 西 牟呂雄

 異常に暑い夏はなぜか気ぜわしい。それは暑い分だけ早くエネルギーを消費してしまい、夏が短くなるのではないかと気を揉むからだ。あれもしなくちゃ、今年はこれもしなくちゃとジタバタして、焦りながら半分も予定が消化できなくなる。早速、京都に行く予定が潰れた。
 戻り梅雨のような長雨が去って、これからは台風を気にしなくてはならないが、前期高齢者という若者の季節の幕開けである。やはり夏には一度は海に浸かりたい。前期高齢者であるが故に、人生あと何回海に飛び込めるかと思えば外せない。
 コロナのせいで港のお祭りは無くなったが、レースはボチボチ復活していて、三重県志摩ヨットハーバーから江の島までの通称パール・レースが行われている。ホーム・ポートからもエントリーしていて、本日〈7月23日)にはもうゴールする予定。結果が分かるまでチョロっと湾の入り口まで行ってアンカーを打った。
 夏の海の透明度は低く、立ち泳ぎで足の先まで見える程度。浮き輪に掴まって海面目線で相模湾をしばらく眺めていた。伊豆半島は低い雲がかかっていたが、そこから富士が山頂を覗かせている。風は結構出ているようだ。この透明度が上がって来て足先から海底までが見えクラゲが漂ってくると、あぁ今年の夏も終わったな、となる。
 安倍元総理が撃たれた。この日本であんな暗殺があるなんて。背後の政治勢力もない、新興宗教を恨んでの個人的な感情を飛躍させた妄想テロである。こいつは始末に悪い。更にこれだけ国益を損なうようなテロの犯人も単なる一人の殺人では死刑にはならない。
 ニュースで使われた動画は実際に銃弾で吹っ飛ぶシーンはカットされているが、あれだけの聴衆のほとんどがスマホを片手にその場にいたのだ。関西の方から流れてきた動画には一発目の硝煙が上がり、振り返った元総理が被弾して倒れるところがハッキリ映っていた。奈良県警の弛緩した警備とSPの無能ぶりがまる分かりで腹立たしい。危機管理零点の平和ボケぶりは日本国を象徴しており、責任者はクビどころかハラ切りモノの醜態だ。
 故人を嫌う人も多いのだろうが、VS石破、VS立憲、VS共産、どの相手も内政での功績では歯が立たなかったのが実情であり、ましてや外交の成果に至ってはG7の会合に他の顔があったことを想像すれば(石破・枝野・辻元・レンホー・小沢・志位と想像してみてください。鳩・菅は実証済み)お分かりだろう。同じ学年だったし、強烈に支持していた。オット、SMCは政治的主張はご法度だった。
 コロナ第7波は数だけは凄い増え方で、ついに周りの人が感染しだした。さる92才になる知り合いの女傑が罹ってしまったのだが、熱がチョット出ただけだった。普段は息子夫婦に孫娘と同居していたのだが、入院には至らないと聞くや厳かに『解散!散れー』と号令をかけて今も一人籠城しているとか。
 この異常な熱波はヨーロッパをも襲い、山火事を引き起こし死者も出ている。地球温暖化のせいかどうかは分からないが生態系にいいはずもない。環境変化による厄災の多くは人間が引き起こしたことに相違なく、現に今もウクライナにおいて人為的な殺戮と猛烈な環境破壊が進行中である。COVID19は少しは控えろ、という人類への警告かも知れない。
 この足元を回遊しているはずの雑魚も、釣りの好きな連中に言わせるとまるで南の海のようだと言っている。戦争と疫病の同時進行とはハルマゲドンの世界。昔はやったノストラダムス先生はこの件については何も書かなかったのか。誰か探してこじつけたら面白い。物騒な新興宗教なら言うだろう。『悔い改めよ。神の国は近づいた』

海の基地から

『おーい、いつまで漂ってるんだ。そろそろファースト・ホームの船が回航してくるからアンカー抜くよ』
 えっ、そんな時間か。
 急いで船に上がりアンカーを上げた。
 どうやらこのハーバーから参加している船がクラスCで3位に入ったようだ。
 実は、最近はある船のオーナーと僕達は仲良くなって、オーナーの海の基地(別荘)を出入り自由にしてもらっている。そのクルーが僚船にかりだされて3位入賞したらしい。
 これは今晩は盛り上がるぞ~、と早速その基地に上がり込んでパーティーの支度に取り掛かった。
 ここからは湾内が良く見える。

夕暮れ

 日の暮れる前に続々とレース艇が入港してきた。クルーはみんな達成感一杯のいい顔をしている。
 あっ、もうシャンパン開けてるじゃないか。早く追いつけ。
 僚船は鳥羽からまる一昼夜、26時間という好記録で3位。
 スタートの凪に泣かされたが、その後はいい風を拾って順調な航海だったと。
 そしてトップを行っていた船が下田から大島へ向かう途中に怪我人をだして波浮に入港しリタイヤ、3位に食い込んだそうだ。そのリタイアした船にも仲間が乗っていたので心配したが、その人は無事だった。この下田―大島間は波が干渉して小山のような三角波が立つ難所で、僕も恐い目にあったことがある。やはり海は危険なのだ。
 レース談義で盛り上がったのだが、参加した人々はクタクタになっていて早々と寝てしまい、参加してもいない僕たちがドンチャン騒ぎを繰り広げた。


 翌朝は快晴、微風。いつもはサッサと船を上げて帰るのだが、26時間も風や波と戦ったメンバーに敬意を表して出航しショート・セーリングで風を浴びた。これからは台風も来るし、夏はもう行ってしまう。
 お疲れ様、わたつみの人々。

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Categories:ヨット

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