Soner Menbers Club No43

月別: 2017年3月

漢字と音符

2017 MAR 12 21:21:40 pm by 吉田 康子

ちょうど一週間前に以下のような記事を日経朝刊で読みました。

上記の記事の中に登場する「好き嫌いの対象になる文字」として「漢字」を捉えていますが、これは漢字だけでなく「音符」や「楽譜」にも当てはまります。

音楽で楽譜を読む力を読譜力と一般的に言いますが、要するに五線上に書かれた音符を音に出来る力のことです。耳で覚えたものを歌う、楽器で弾いてみるということも一つの手段で手っ取り早い方法ではありますが、忘れてしまうのも早い。楽譜に書かれている音符を実際の音に置き換えることが出来ると大きな可能性が広がります。

「楽譜が読めない、オタマジャクシは苦手」という人も大人の中には意外といるものです。ピアノを始めたばかりの子供たちには、五線の中の音符がピアノのどの音に当たるのかを繰り返し教えながら、見る、読む、書く、歌う、弾くなど色々な手段で段々と読譜力をつけていきます。「漢字や九九も繰り返していくうちにスラスラと使いこなせるようになるでしょう?音符もそれと同じ。毎日顔を合わせていれば仲良くなれるよ」と。漢字よりはるかにシンプルで無駄の無い符号、音符ってすごいツールだと改めて思いました。

タンスマンの曲集

2017 MAR 5 19:19:47 pm by 吉田 康子

古い外国の楽譜が好きです。新品の現行輸入版は高いので、中古の安さからのお買得感と今ではもう手に入らないという希少価値も手伝ってオトナ買いしてしまいます。特に子供用の楽譜に弱いですね。なぜって易しくて初見でも弾けるから。実用でもあるわけです。

ヴィルトゥオーソ向けの曲を沢山書いている作曲家も子供向けの曲となると、心なしか温かみのある優しさが感じられるように思うのは、私だけでしょうか。手を差し伸べて楽しい音楽の世界に誘ってくれているような気がします。

そして表紙の絵にも惹かれます。味わいのあるイラストや文字が使われていて飾りたくなるくらい美しいもの、可愛らしいものが沢山あります。絵本が好きなのと通じるものがあるのかもしれません。 そうやって次々と買い集めてきた楽譜が随分と溜まってきました。自分だけのコレクションにするにはもったいない気がして、ここでライブラリー自慢をしたいなと思い立ちました。

  

これは数日前に手に入れた楽譜。タンスマンの初心者用の曲集。他にも何冊か同じ仏Eschig社のシリーズのものを持っています。検索してみると、フランス人だと思っていたタンスマンは、ポーランド出身のピアニストであり作曲家でした。そういえば・・・・マンと付く名前にヨーゼフ・ホフマンというピアニストもいたっけ、と妙に納得しました。

*タンスマン(ピティナのピアノ曲事典よりhttp://www.piano.or.jp/enc/composers/269/

中身はこんな感じの楽しい曲ばかり。曲名からもどんな曲かが伝わってくるようです。私は和声のアナリーゼより弾いてみる方が手っ取り早く味わえそうです。

 

  

いやまてよ、他にもタンスマンの楽譜があった筈、と捜索して発見したのが2冊組のこれです。このユニークなメトロノームのイラストとハッピータイムという名前が気に入っていました。こちらの方が易しいですね。

 

 

もうひとつは、難しくてすぐには使えない楽譜。表紙がスッキリして大人の雰囲気。メシアンの「黒つぐみ」というフルートとピアノの為の曲の楽譜も手に入れました。フルートも少し吹くので知っている曲でしたが、これは吹くのも弾くのも大変そうです。お蔵入りしないように演奏の機会を捜さないと、と思います。

 

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