私のリハビリ報告
2017 SEP 26 13:13:24 pm by 吉田 康子
前の「骨折報告」から約1ヶ月。「リハビリは、最初の2週間が勝負!」と書いてあったサイトを見つけましたが、やはり最初が肝心ということでしょうね。今は一週間のうち平日3回は病院に行き、毎週末には電気治療に通っています。病院が家から5分という近距離であるのも助かりました。そして実を言えば、私の担当の理学療法士が27歳で爽やかなイケメンなのもささやかな励みになっています♪
先週医師の診察があり、レントゲンで骨がきちんと正しい位置に戻っていることを確認。骨に釘が刺さっていた穴も、プレートが6本のボルトで固定してあるのもハッキリ見えました。今回はその画像をプリントアウトして貰ってきました。なかなかリアルなもので、閲覧注意かもしれませんね。
手首の動きも順調に回復しているとのこと。手のひら側に手首を曲げる掌屈、手の甲側に曲げる背屈、回転、上下動など、以前は当たり前に動いた手首が抜釘直後は石のように固まっていました。それを少しずつ丁寧にストレッチしたり、マイクロカレントで癒着を外していきました。可動域としてはまだ7割くらい。一般的には「固定していた期間の倍の時間が回復に必要」とか。あと2ヶ月ほどかかりそうです。
握力も右手30kgに対して1か月前の左手はたったの5kgで歯ブラシも持てなかったのが、現在では17kgになりました。日常の動作には殆ど支障が無いくらいになり、見た目にも浮腫んでいた手首のあたりが徐々にスッキリとしてきました。釘の痕や手首のプレート装着の手術痕はまだ生々しく残っています。
ピアノは以前の8割くらいのペースで弾いています。右手も左手に伴って筋力が落ちているので徐々に取り戻さないと。10月公演を見送り、次回来年2月のバッハのピアノ協奏曲第1番で復帰予定です。練習予定や場所そして当日の調律まで全て段取りを随分前に済ませてあり、メンバーも着々と準備を重ねている便りが届いています。その合奏練習が11月に迫っています。骨折を言い訳には出来ません。これを励みにこれからペースを上げて練習していきます。
やっとここまで取り戻しました。前の「骨折報告」はなるべく客観的に描いたつもりでしたが、読み返してみると私にとって大きな試練だった悲壮感が伝わってきました。我ながらよく乗り切ったものだと思います。私からの説明代わりに読んで下さった方々からは「思いのほか大きな出来事だったことに驚いた」という感想と同時にその後どうしているのだろう?と気掛かりであることも聞きました。
あれから1ヶ月たってようやく気持ちにも余裕が出てきました。大丈夫、おかげ様で一歩ずつ確実に回復しています。心配して下さった方々に感謝の気持ちと共に今の様子をお知らせしたくてこの文章を書きました。まだまだ時間がかかりますが、これからもしっかりと対峙していきます。いずれプレート除去をして「完治報告」で一連の「報告」を締めくくれるように頑張っていきたいと考えています。
来年2月17日、私の復帰記念のバッハを楽しみにしていて下さい。
Categories:未分類
maeda
9/27/2017 | 11:04 AM Permalink
ご報告を拝見して安心しました。バッハを楽しみにしております。
吉田 康子
9/27/2017 | 3:47 PM Permalink
ご心配をおかけしました。私も楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
西村 淳
9/28/2017 | 4:41 AM Permalink
リハビリもどんどん進んで、驚異的な回復力に感心しました。それと共に気持ちも前向きになってきているのを実感します。
レントゲン写真にはびっくりしましたが・(笑)
復帰公演もバッハというのが新たなスタートにふさわしいですね。
吉田 康子
9/29/2017 | 6:12 PM Permalink
日常生活の中で両手が必要な動作は多いもので、例えばタオルを絞る、ペットボトルや紙パックを開けるなど、出来ずに不便な思いをしました。また洗顔の時も左手首が回らなくて、猫のように片手で洗っていました。おかげ様でようやく日常の動作が出来るようになり、有難味を味わっています。
こんなレントゲン写真は見る機会もあまり無いでしょう。傷痕の上からも中のプレートの硬い触感があって自分の腕の現実を実感しています。
バッハの1番は大曲ですね。練習のやり甲斐もたっぷりあって、背筋が伸びる思いで取り組んでいます。復帰公演を飾る演奏が出来るよう頑張ります。