Soner Menbers Club No43

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ライヴ・イマジン55

2025 JAN 8 19:19:15 pm by 吉田 康子

上記の公演日は2月11日(火祝)です。葉書には月曜祝日になっていますが火曜日です。大変申し訳ありませんでした。お詫びして訂正いたします。

「たまには投稿して下さい」とメールを頂いて自分の前の記事を見たら、昨年5月でした!なんとまぁご無沙汰したままだったのを改めて実感。

昨年夏以降は私事で怒涛のような日々でした。
振り返ってみれば10月のラプソディ・イン・ブルー本番も何とか乗り切った感じがしています。さて、そうしながらも新年を迎えて相変わらず目先の曲に追われる日々・・次の本番はもう1ヶ月後に迫っています。毎度懲りない奴だと呆れつつも時間に追われて練習しています。

次は「循環形式」と題してフランクの弦楽四重奏曲とショーソンのピアノ四重奏曲を取り上げます。循環形式とはいくつかの主題や旋律を全曲を通して登場させて統一感を持たせる手法です。どちらもマイナーな曲ながら「長年温めて来た大切な曲」です。

私はショーソンの方だけの演奏、コンセールは2回弾いたのに、これは初めてです。ずっと気にかかっていたものの「大変そうだし」と敬遠していました。この曲を初めて聴いたのは20年以上前、冒頭の東洋的な旋律が印象的でした。このエキゾチックな旋律が増三和音の連続に彩られ半音ずつ変わっていく様にショーソンの巧みな手腕を感じます。

「もう後回しには出来ない」と覚悟しての挑戦でしたが、やっぱり難しい。頭の中で解っていても耳が納得してないと、その音を捉えることが出来ないもどかしさがあります。終楽章は冒頭の旋律が再登場して大団円のごとく締めくくります。ここに至るまでの紆余曲折を何とか自分のものにしてこの美しく感動的な曲を伝えたいと日々格闘中です。

こちらは、ジャン・クロード・ペヌティエがピアノを弾いた演奏。
聴いている分には易しく聞こえるのに・・
https://youtu.be/DbUBXtLZ28c

上記の葉書の図案はフランクやショーソンと同時代のクロード・モネの1871年作「かささぎ」という絵画です。今の気候に近い雪景色に惹かれました。

Categories:ライヴ・イマジン

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