おおさかのおばちゃん

2019 DEC 9 16:16:38 pm by 八木 昌実

 皆さん初めまして。エイトウッズの八木昌実と申します。少し自己紹介します。大阪の豊中市に生まれて、関西のハーバードの呼び名高い甲南高、甲南大で今話題のラグビーをやり花園出場!母の実家は京都大徳寺塔頭、父方は福井県の老舗温泉旅館と言う家系です。
 家族は配偶者、長男、長女。犬1匹で、妻は専業主婦、長男はトヨタ自動車のデザイナー、長女はニューヨークの大学院でファッションの勉強中です。
 私は関西本社のハウス食品に入社して7年後にプルデンシャル生命に営業マンとして転職しまして2年目で全国1位、マネージャーに転身し支社長、本部長、常務、専務、副社長、プルデンシャルによるAIGグループの買収責任者をやりとげ、途中アメリカ本社の国際部門に所属して、韓国、ブラジル、イタリア、ポーランド、メキシコ、マレーシア、台湾、中国を担当、駐在し経験したあと、退職し独立。現在は生損保と金融全般のアドバイスとコンサルを手がける株式会社エイトウッズ、北軽井沢で実家の経験を活かしてリゾートホテルの開発事業をする株式会社エイトウッズスターリゾートの2社の社長をしています。
 さて、手始めにおおさかのおばちゃんと世界経済の話から始めたいと思います。大阪のおばちゃんの特徴は、厚かましいこと、派手な出で立ち、アメちゃんくれる。
 私が過去一番だと感動した大阪のおばちゃんは、ハワイのホノルルでサーティワンアイスクリームを買っていたおばちゃんです。黒人の店員さんに向かい、にーちゃんそこにあるオレンジのアイスクリンちょうだい。そうそう、それ、なんぼなんや?これでえーか?ほなおーきに。さいなら。
 黒人の店員さんは唖然としていましたが、見事に全て大阪弁で一切英語を使うことなく、目的を果たしてホテルに帰って行きました。
 先日休暇で、ホノルルに行った時にあるご夫妻がポケトークを使い一生懸命店員さんとやり取りしていましたが、伝わっていない様子を見て、言葉は機械や知識スキルより、あの大阪のおばちゃんのように勢いと気持ち、勇気、恥ずかしがらない(厚かましさ)事が一番大切だと思います。本気で伝えたいなら伝わるものです。一歩出す勇気、伝わるか伝わらないかを心配しないでどんどん話して、知っている単語を並べることが大切です。大阪のおばちゃんのように。
 ニューヨークで3年駐在した経験から言えることは、アメリカ人も実は大阪のおばちゃんに似ていて、あまり相手のことは考えていません。基本的に自分の言いたいことを言って、相手の言う事は聞いていません。それより次に何を言って、自己主張して、自分の存在や能力を認めてもらいボスに昇進させてもらうか、しか考えていません。
 アメリカでは仕事の流動性が高く、ダメな人は即クビです。あれ?あの人は?と聞くと、あの人は昨日クビになった。と言う事が良くありました。
あと、もう一つ意外だったのは男女差別が歴然とある事です。アメリカはレディーファーストだし男女平等だと思っている日本人が多いと思いますが、表面上はそうでも中身は全く違います。分かりやすい例ですと、ゴールドマンサックスのボードメンバーは、全員白人男性でした。女性はゼロ。私が勤めていた全米1位のプルデンシャル生命も全員白人男性でした。伝統的なアメリカの会社はほとんどそうです。アメリカ人のキャリアウーマンたちは凄く怒っていました。
 報酬の差も歴然です。本音と建前を日本以上に上手く使い分けるのがアメリカの凄いところです。本当の意味での女性活躍社会がアメリカでも日本でも始まらないと世界経済の更なる発展は難しいかもしれないですね。
 本当の世界的な経済問題は次回以降にまた書きたいと思います。これからもよろしくお願いします。

Categories:未分類

▲TOPへ戻る

厳選動画のご紹介

SMCはこれからの人達を応援します。
様々な才能を動画にアップするNEXTYLEと提携して紹介しています。

ライフLife Documentary_banner
加地卓
金巻芳俊