ホルン信号とポストホルンは別 追加を発見!
2017 FEB 3 6:06:04 am by 野村 和寿
先日ブログに書いた「ホルン信号とポストホルンとは別?」 で、最近もう1つ、クラシック音楽に使われているポストホルン(郵便ラッパのころ 今のホルンではないです)を模した曲について、このたび、発見いたしましたので、改めてここにアップさせていただきます。ブログは追加がきくので、こういうときにブログは便利ですね。
今でもドイツでは、郵便局のマークは、ポストホルンが使われていますが、シューベルトの歌曲『冬の旅』にも郵便という曲が第13曲目にありました。
詳しくは『冬の旅』は、第1部と第2部に分かれていて全24曲からなる連作歌曲集なのですが、その第2部の冒頭の、第13曲目に「郵便」と題する2分半ほどの歌曲がありました。郵便馬車がひづめを鳴らしながら近づいてきて、郵便が到着したことを示すポストホルンの響きが最初に出てきます。主人公は、もしかして恋人からの文ではないかと一瞬いろめきたつという曲です。
「郵便馬車」シューベルト 『冬の旅』より第13曲
通りの方から郵便馬車のラッパが鳴り響く。どうしてそんなに高鳴るんだ
僕の心よ? あの郵便馬車はおまえに何の手紙も持ってこないぞ。
なのにどうしてそれほど変に急かすんだ
僕の心よ? そうだ、あの郵便馬車はあの街から来たんだ
僕が恋人を愛したあの街から。
僕の心よ? きっとあっちの方を見てあの街がどんな様子なのか尋ねたいんだろ
僕の心よ?
シューベルト作曲D.911『冬の旅』ヴィルヘルム・ミュラーの詩による連作歌曲集 第13曲郵便馬車より
最初の前奏の部分に、いかにも郵便馬車のポストホルンのラッパような節が出てきました。シューベルトも郵便馬車にお世話になっていたんですね。
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