出雲への誘惑Ⅱ 

 大国主命の一族のその後に思いを巡らせているとき、ハタと気が付いたことがある。  松本清張の『砂の器』に出雲の亀嵩が出てくる。小説は東北訛を追いかけて行くと出雲に辿り着き、それが事件解明に繋がるという話だ。文脈では東北( … 続きを読む 出雲への誘惑Ⅱ