喜寿庵の秋 Ⅲ 

 寒いんですなこれが、川風が上がるから余計寒い。まだまだ落ち葉が凄くて、一度掃いても翌日は同じくらい散っている。大半を畑に捨てて後は焚き火にした。  この焚火だが、この春先に逝った母の読んだ文庫本が本当に山のようにあり生 … 続きを読む 喜寿庵の秋 Ⅲ