チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調 作品36

作曲家の心をその刹那に支配していた特別なムードというものは、時に塗り壁に封じ込められた霊気のようにスコアの奥に潜んでいて、演奏すると虚空に迷い出て繊細な聴き手の心に忍びこむことがある。そういう楽曲が幾つかあることを僕は知 … 続きを読む チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調 作品36