WSJ: Tokyo’s Art Scene Goes High-Tech 東京のハイテク・アートがすごい!

2015 SEP 13 13:13:05 pm by 是枝 理絵

2015年9月12日(土)午後11時、ニューヨーク。天気は雨、気温は22度。

夜になると半袖では寒いくらいです。USオープンも残すところ男子シングルス決勝のみとなり、この大会と共にまたニューヨークの夏が終わろうとしています。

 

今日のウォールストリート・ジャーナル紙に東京の最新デジタル・アートが大きく取り上げられていました。

http://www.wsj.com/articles/tokyos-art-scene-goes-high-tech-1441904375

TeamLab(東大生たちが立ち上げたベンチャー企業)のデジタル・アートがすごい。

http://www.team-lab.net/all/art/ffgarden.html

昨年2014年7月にニューヨークにあるPace Galleryで展示し反響を呼んだTeamLab、今の作品はもっとテクノロジーがパワーアップしているようです。”Floating Flower Garden – 花と我と同根、庭と我と一体” では、2300本以上の花々が日本の禅の庭園(空間)に浮遊しながら咲き渡っている。鑑賞者が、花が埋め尽くされている空間に近づくと、鑑賞者の近くに浮遊している草花は、一斉に上がっていき、鑑賞者中心に半球状の空間が生まれるのだそう。(動画あります↓)

http://www.team-lab.net/all/art/ffgarden.html

 

昨年のPace Galleryでの展示の時は、これとは違い、日本書紀、古事記など日本神話に登場する伝説の生物が登場したり、騎馬武者たちの戦いが次々と繰り広げられたりと次から次へと物語が展開して面白く、違った印象で素敵でした。バーカウンター越しにこんな作品を見ながらゆっくり日本酒が楽しめるバーなんてあったら最高だろうね、と友人と話した記憶があります。WSJによれば、今までの東京の現代アート・シーンは奈良美智や村上隆、草間彌生等が中心、香港や北京のアートに比べるとあまり目立たなかったが、この5年で束芋、さわひらき、Team Labなどが徐々に映像アーティストとして注目を集めており、デジタル・アートが日本の伝統的な美術(木版画や生け花)、またはアニメの新たな表現手段となりつつある、とのこと。

 

ところで、この記事はアメリカ人のAdam Grahamというジャーナリストが東京アート・シーンを追うという前提で記載されているのですが、ここで紹介されたギャラリー、レストランをネットで探して自分で行ってみようと思うと、外国人にはなかなか難しそう。まず、英語のウェブサイトがない。渋谷にあるギャラリー、NaDiff A/P/A/R/T。阿佐ヶ谷にあるという割烹「鶴に橘」。せっかくWSJで紹介されて最強のPRをしてくれているというのに、本当にもったいない。日本語の分からない外国人はこれらのお店を紹介されても、何が提供されているのか、お店にどうやって行ったらいいのかが分からないのでは。レストランについていえば、外国人は予約するのも一苦労。日本ではアメリカほどOpen Tableのようなオンライン予約サイトの利用が一般的ではないので、大抵電話で予約ということになるわけですが、英語対応している一部のお店を除き、外国人は滞在ホテルのスタッフや友人等、日本人に予約を依頼するしかない。有料予約サイトもあるようですが、デポジット100ドル、予約手数料35ドルで、予約時に100ドル以上支払うことに。また、先日東京出張から帰ってきたアメリカ人は一番タクシーに苦労したようで、「タクシーの運転手とコミュニケーションがうまく取れず大変。遠回りしたせいで余計に代金がかかった」とのこと。東京ではまだNYほどUberが浸透していないようですが、2020年に向けて訪日者が増加していく中で、語学の壁を感じずに済むUberのようなビジネスは日本でも大きくなるかもしれませんね。訪日外国人がストレスなく日本滞在を楽しめるようになるには、まだまだ工夫しなければならないことがある(ビジネス・チャンスもある)、という気が改めてしました。

 

何もかも失っても、また一から築き上げる(日本人女性社長)

2014 JUN 11 13:13:33 pm by 是枝 理絵

今日特別な出会いがありました。ニューヨークでマーケティング会社を経営されている社長です。社長は、以前勤務していた会社が9.11をきっかけに倒産し、その後自らニューヨークでマーケティング会社を起業、今に至るまで着実にその会社を成長させてこられました。メトロポリタン美術館(MET)のプライベート・ダイニングで日本のトップ・シェフを招きMETメンバー限定の日本食ディナー・パーティを開催される等、ニューヨークをベースに様々なユニークな取り組みをされています。

私の中で強烈な印象だったのが、この言葉です。スピーチとかではなく、雑談の中でさらっと仰ったのです。

“今持っている会社は今日、明日にはなくなってしまうかもしれない。でも、また一から築き上げられる自信がある。マクドナルドの店員から始めることになったとしても、そこからまた始めればいい。”

P&Gの創業者の言葉を思い出しました。

Richard Deupree (CEO from 1930-1947)

“You take away all the buildings, you can take away all the brands, and P&G people will rebuild the company in a decade.”

P&G会長 リチャード・デュプリー

“お金、資産、ブランドが全て無くなったとしても、社員さえいれば10年で元通りに再建できる。”

人が、会社の最大の力。人の力を信じて、もっと挑戦してみたらいい。そういう意味だと理解しています。

今日お会いした社長は、日本人女性にもっと挑戦する逞しさ、どんな苦境も乗り越えていくくらいの力強さを持ってほしい、と仰います。日本には才能の高い女性が多いのに活かしきれていなくて、もったいない。私も全く同感です。私の友人でも、今後社会に大きく貢献できるだろうに、結婚、出産をきっかけに仕事を辞めていっています。

日本では一流大学を卒業して大企業に就職することが一番、結婚して、子供を産んだら仕事はほどほどに・・・という考えが未だに根強い。敷かれたレールはもちろん良いのだけれど、敷かれたレール以外の道もある、という発想がない。アメリカ人女性は、企業勤めであればもっと上に登って大きい仕事をしたい、またはいつか良いアイディアがあったら起業したい、と高いモチベーションを持ってその機会を探しています。

思考をもっと開放するにはどうしたら良いのかと考えると、今日の社長との出会いのように、世界のパワフルな女性たちに直接出会って、ポジティブなエネルギーをたくさん受けることが良いのではと感じます。国内のみならず海外で活躍している女性に接すると新しい気づきがたくさんあります。

私の友人で、日本人女性を応援したいと考えている女性がもう一人います。アメリカでビデオ・プロモーション会社を経営するJessicaです。キャロライン・ケネディ在日米国大使が安倍総理との会話の中で「女性活用が日本の重要課題」と意気投合し、今年からケネディ大使が中心となり様々な取り組みが進められています。

http://usjapantomodachi.org/2014/05/11988/

Jessicaはその取組の中心人物に任命されており、今年は日本人女性活用に向けた各種イベントを日本全国で開催することになっています。アメリカ人の中でもずば抜けてエネルギッシュなJessicaが日本でどんな化学反応を起こすのか興味津々です。外国人の目からみても、日本人女性のポテンシャルは大きいと見えるようです。「(日本人女性は)とても知的で賢いのに、どうしてもっと発言しないの?」と。日本の国力強化のために、私も微力ですができることがあれば可能な限り応援をしたいと思っています。

焼けました!あぁ、日本酒が飲みたい・・・

2014 JUN 6 14:14:45 pm by 是枝 理絵

酒器セット(片口とおちょこ)が焼きあがりました!

ちょっと釉だれが気になるけれど、それもご愛嬌。でも、肝心の日本酒が家にない!

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こちらは、ワシントンにいる友人へのバースデー・プレゼント。

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大学時代には「作陶マシーン」と言われるくらいハマっていたのに、卒業以来すっかり縁遠くなっていた陶芸。ニューヨークに来てから再開しました。私が通っているのは、マンハッタンのアッパー・イースト・サイドにある女性陶芸家が経営しているスタジオです。久しぶりにスタジオに寄ってちょっとびっくりしたのが、私の上記のデザイン(白と青の釉薬)そのままのコーヒー・カップが棚にずらっと並んでいたこと。私の作品じゃありません。どうやら他の陶芸家がデザインをマネしてくれたようです。自分としては外国の方にはちょっと質素過ぎるのではないかと思いましたが、意外に受けたようです。

このスタジオには沢山の陶芸家がいますが、マンハッタンが人種のるつぼと言われるように、陶芸作品も本当に多種多様。うーむ、そういう色の組み合わせで来たか!というような作品に出合うことがあります。デザイン、色に、その人の個性、慣れ親しんだ文化がそのまま出るから不思議です。最近もアメリカ人の陶芸家が作った色鮮やかなピンクの釉薬のマグカップに出合いました。日本人の私からすると思いつかないような色、デザインです。

どっちが良いとか優れている、ということではなく、表現の仕方が全然違うということが面白い。今までに見たこともないようなものを見て、新たな刺激を受けて、自分でもっと面白いものが作れるようになる。まさに、陶芸の場においても、「ダイバーシティ」の力が活きています。

それにしても・・・世界狭しといえど、やっぱり遠いです。NYでは美味しい日本酒が身近にありません。日本酒の米国展開、応援しています!

アメリカになくて、日本にしかないもの

2014 JUN 2 13:13:59 pm by 是枝 理絵

ニューヨークにいてそれほど日本の物を切望することなく過ごせていたのですが、先日一時帰国して、海外になくて日本にしかないものを改めて痛感しました。滝川クリスタルさんのメッセージにもあった、日本の「おもてなし」です。

熱海の旅館「星野リゾート 界」に行ったのですが、宿泊直前までアメリカにいたせいか、心底、日本のおもてなしは素晴らしい、と感動しました。何が一番スゴイの?と聞かれると、「これ」と一言で言えないのですが、旅館の門をくぐった瞬間から滞在している間、ずっと静かで心地よい気持ちにさせてくれる、ということに尽きると思います。普段騒々しく自己主張が強い中で生活しているので、静かで、かつ丁寧で行き届いたサービスは本当に有難く、癒されました。よく言われることですが、チップがないという日本の文化が海外のサービスとの差別化を生んでいるように思います。アメリカではご存じの通り、レストラン、タクシー等のサービスに対して、通常15%以上のチップを払います。物価が特別高いニューヨークではチップは最低20%~と言われており、かなり高いです。出来るだけ多くのチップを払ってもらうため、従業員による「あなたのために私がこれだけサービスしましたよ」というアピールが当然あり、時々それがうるさく感じられるほどです。一方、日本はこのアピールがなく、どちらかというと目立たない、優しい気遣いからくる静かなサービス。日本の旅館を訪れた中国人の方が朝食に出された生卵が食べられずに残したところ、何も指示していないのに翌朝の朝食には綺麗な目玉焼きが出てきて感動したそうです。

旅館で楽しかった思い出の一つは、芸妓さんと一緒に遊ぶ「投扇興」(江戸時代のお座敷遊び、対戦型ゲーム)。桐箱の台に立てられた「蝶」と的に向かって扇を投げ、その扇・蝶・枕によって作られる形を、源氏物語や百人一首になぞられた点式にそって採点して得点を競う遊びです。その晩は、旅館の広々とした書斎で、ダーツのような江戸時代の対戦ゲームに、外国人のお客様を始め、老若男女大いに盛り上がりました。芸妓さんって、同じ日本人だけれど同じ世界にいるとは思えないような、不思議な魅力がありますね。忘れられない楽しい思い出です。

ニューヨークにいても日本の大抵のもの(ハード)は手に入る気がしますが、旅館のおもてなしや芸妓さんとの楽しいやりとり等、日本のソフトなものはなかなかありません。日本の素晴らしい無形の文化をそのまま米国に輸入したら(例えば温泉旅館ごと!)すごくうけるだろうなと想像してみましたが、本当にやるとなるとかなり大掛かりなプロジェクトで、クール・ジャパン機構等の国の力が必要になりますね。待望の2020年東京オリンピックでは沢山の外国のお客さまが来日されますが、旅館を含め日本の良い文化に触れ、より多くの方々に日本のファンになって頂きたいと心から願っています。

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Hello world!

2014 MAY 20 2:02:22 am by 是枝 理絵

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