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ソフトバンクのCM裏話

2012 DEC 4 11:11:11 am by 鶴田 靖人

最近筆不精なのでまとめて書きます。SMC運営会社にも参加してる身としては。さて、先週ですが、「澤本嘉光」という電通のスーパークリテーターの話を聞く機会がありました。中高大の後輩です。

WIKI:長崎県生まれ。麻布高等学校東京大学文学部卒業。1990年、電通入社。CMプランナーとしてソフトバンクモバイルの「ホワイト家族 24 予想外な家族」シリーズや、東京ガスの「ガス・パッ・チョ!」など、数々のヒットCMを制作し続けている。

カンヌ国際広告祭アドフェストIBANYフェスティバルTimes Asia-Pacificなど海外の広告賞を数々受賞。国内でもACC CM FESTIVALグランプリ、東京コピーライターズクラブグランプリをはじめ、社団法人日本広告業協会が年間で最も優れたクリエーティブ・ワークを手掛けたクリエーターを選出する「クリエイター・オブ・ザ・イヤー」には2000年、2006年、2008年と唯一3度受賞している。WIKI

彼は孫さんからかなり信頼されているようです。孫さんは、<犬を見たらソフトバンクをイメージする>よう、大衆をマインドコントロールすることにこの数年物凄いエネルギーを使ったそうです。マスコット キャラクターを使うマーケティング アプローチは古くからありますが、一般的な犬まで拡げて深層心理をコントロールしようとする、孫さんはやはり天才なんでしょう。澤本さんもかなり天才肌です。最近ソフトバンクのお父さん犬とアメリカ人映画俳優のトミリー・ジョーンズがコラボしてるCMがありますが、あれって携帯の宣伝なのか缶コーヒーの宣伝なのかハッキリ覚えてますか?実は両方あるんですが受け手は全く違和感を覚えてません。全く競合しない商品のクロスマーケティングです。CM見たあと、これはどっちか自問自答してください、不思議な感覚を覚えます。またTOTOの宣伝ですが、ハーレーダビッドソンの座席を便器にしてしまっている宣伝見たことありますか?あれは月に一回しか放映しないそうですが、余りにインパクトが大きく実はWEBでツイッターやフェースブックで追っかけがでて、TVCMしなくても勝手にネットで宣伝効果が出てるそうです。ブラジルで話題になって追っかけがどこの町で見た写真とか出回るので、ワールドツアーを拡げたそうです。だからTVの使い方も変わるわけです。またジョン・レノがドラえもんになっているTOYOTAの宣伝がありますが、あれは何の車の宣伝もしてません。若者が運転免許取らないことに着目して、それをテーマにしてるわけですが、結果として宣伝に使われている車が売れているそうです。それから東京ガスの宣伝ですが、短いドラマのような、2分ぐらいの長いものがありますが、あれも月に一回しか放映してませんが、見る人の記憶に深く刻まれるそうです。東京ガスだとショッチュウ短く宣伝する意味ないですが、実は東電原発に対して、エコキュートを売るに当たり、正面からではなく、ジワット深層心理に訴えている作品だそうです。面白い話でした。

 

 

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