Sonar Members Club No.22

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桜の京都に行ってきました

宮川町京おどり

宮川町京おどり

今回でSMCメンバーでの京都旅行は2回目になります。去年も素晴らしかったですが、今年はもっと感激しました。アレンジしてくれた梶浦大兄には感謝感謝です。筆者は東京生まれ東京育ちであり、京都は全くの素人、去年は単に喜んで観光していただけでしたが、今年はもう少し考えながら歩く余裕があったから、より感激できたのかも。

筆者は金曜日(4月4日)からは参加できず。土曜(5日)の昼過ぎからの参加となった。土曜日はまず泉涌寺と清水寺に特別参拝。梶浦の手配で、普通は入れない場所も含む特別コースだった。泉涌寺で梶浦、東、江崎と合流したのだが、まずはこの泉涌寺が大感激。泉涌寺は真言宗の寺院なのだが、寺の域内には歴代天皇の陵墓があり、皇室の菩提寺として「御寺」と呼ばれている。

凄かったのは、特別コースとして、天智天皇から昭和天皇に至る歴代天皇と皇后の位牌を安置している霊明殿と、京都御所にあったものを移築した、天皇が泉涌寺を訪れた時に使用する御座所に入れたことだった。

霊明殿でびっくりしたのは、全ての天皇が入っていないことだった。住職さんによれば、宮内庁の方針なのだそうだ。天武天皇と持統天皇が入っていない!壬申の乱で内乱を起し、大友皇子から帝位を剥奪した天武天皇など、天皇家としては自分のファミリーとして認めない、ということなのか。でもどうして持統は入っていないの?筆者は持統天皇のファンなので、ちょっと残念。持統は天武の皇后で、天武の死後、女性天皇として即位したが、それは自分の親である天智天皇の血を絶やさない為に、自分の孫に皇位を継承させるためのリリーフではなかったのか?この辺の歴史は東の専門なので、彼の投稿に期待します。それにしても、歴代天皇家の「気」を感じてしまい、大迫力の参拝でした。住職さんの解説が良かった。感謝です。一人で行っても、ここまで歴史に浸ることは到底できません。

その後、清水寺へ行って、阿曾女史と久留米レディーの寛乃さんと合流。清水寺を参拝した後、夕刻からは京都の五花街の一つである、宮川町へ行って、お茶屋「しげ森」で花見の宴。美味しい京都料理を頂きながら、美しい芸妓͡さん舞妓さんの踊りや、一同でのゲームを楽しんだ。京都の花街は何と言っても長い歴史を誇る京都の伝統であり、東京では絶対に味わえない趣きがある。現在でも15歳になると住み込みで修業し、舞妓さんになり、その後芸妓さんとして独り立ちするという、昔ながらの京都の伝統がしっかり守られていることに感激。阿曾先生(また教えてもらいました。阿曾女史は京都にゆかりの人で何でも知っている。)によると京都には上七軒、祇園、祇園東、先斗町、宮川町の五つの花街があるとのこと。筆者は昔の仕事の頃、祇園と先斗町に行ったことがあるが、宮川町が素人でも入っていける親しみやすさを、一番感じることができた気がします。気に入りました。

次の日(6日、日曜日)は、朝は町屋(梶浦の運営する、京都の民家をイメージできる一棟借りの旅館。外人にも大人気)でゆっくりくつろいだ後、タクシーで京都の幕末関連の名所を観光。これは去年に引き続いてのテーマ。去年は坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺された近江屋跡や、新撰組が長州藩強硬派を討ち取った池田屋事件跡、などに行ったが、今年のメインは「禁門の変」の舞台である蛤御門であった。門には当時の銃弾の跡がそのまま残っており、臨場感抜群。ああここで長州藩が会津・薩摩連合軍に敗れたのか、と幕末に思いを馳せました。

しかし、京都で惜しいのは昔の街並みがほとんど残っていないことだ。寺は神社はしっかり保存されているのだが、街並みを保存する発想がなかったのだろう。池田屋事件の跡は居酒屋になっているし、近江屋跡は石碑のみ、パチンコ屋になってしまっていた。筆者は欧州駐在経験があるが、英国ならこれだけも素晴らしい歴史なら、街並みごとしっかり保存したろう。池田屋は1930年代まで、そのまま残っていたと言うし、京都は空襲にも遭わないで済んだのだから、余計に惜しいと思う。昔の街並みが保存されていたら、歴史観光地区としての価値は遥かに高いだろう。

昼は、宮川町花街のおどりである「京おどり」を鑑賞。美しい芸妓さん舞妓さんの踊りは良かったです。大迫力ですね。昨晩一緒に宴を楽しんだ、芸子さん舞妓さんが出演しているのも親しみがあって楽しかった。

京おどりの後は、一同で和食で昼食。ワインも入って盛り上がりました。名残惜しかったが、16時29分京都駅発の新幹線で帰京。

筆者はたったの一泊だったのですが、実に内容の濃い週末でした。桜は満開からはやや過ぎていましたが、まだまだ楽しめました。梶浦のアレンジのお蔭です。梶浦の町屋は京都に自分の家があるような、ゆったりした旅行が満喫できますね。皆さんにお勧めです。京都が長い長い歴史の宝庫であることを、今更ながら再認識しました。また近々行きたいです。

 

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